北方謙三の水滸伝の第4巻『道蛇の章』を読んだ。第4巻では、「替天行道」の首謀者の一人、宋江が妾殺しの犯人として追われ、官憲の眼をくぐりながら、宋への反逆をたくらむ賊徒の結集のために中国の広い範囲をあるく。宋江は江州へ、魯知心は女真族の中へ入って行く。いよいよ梁山泊を中心にした蜂起の日が近づいていることを予感させる。彼らはいわば武力革命をめざいしていたわけで、多数者革命をめざす私たちとはそこが違うのだが、とにかく世の不正を正そうという梁山泊の行方に共感を覚えてしまう。
今日は午前中で田んぼから上がった。軽トラで戻る途中の山林（自家所有）の端にカタクリの花が今年も咲いていた。群落をつくるほどの本数はないが、やはり春の訪れを告げる花で、田んぼの作業をはじめる頃になると、可憐な姿を見せてくれる。昔はどこにでもあったのだろうが、だいぶ少なくなってしまった気がする。西和賀町の群落はなかなか見事だと聞いたが、見物に行く機会はまだない。それから少し戻ったところでアナグマに遭遇。やつは急いでコンクリートのボックスのようなところに飛び込んでいった。前にもあったことのあるやつのようだ。
おはようがんす。今日は曇り空、午後には少し雨が降りそうな話だったがどうだろうか。一昨日から田おこしを本格的にやっている。午前中はともかく、昼食後のトラクターの上で低速作業をするのは異常に眠い。それでも昨日はＮＨＮＦＭで「昭和の歌謡曲ざんまい」というのをやっていたので、行きらか気分が紛れた。
今日も午前中は田んぼの作業。午後から「民報」の定例号を印刷するので、午後の作業はなしに。それで、弁当を持たず昼食は家でとろうと思う。今朝は、タラのフライに、この間から残っていたシシャモ、ヒジキと切り干し大根の煮物、ホウレンソウの磯部巻を食べた。
やはり水滸伝は面白い。3巻目の『輪舞の章』を読んだ。「替天行道」を書いた、反乱の首謀者の一人である宋江が妾の嫉妬による殺人に巻き込まれ、出奔し逃亡生活に入るのがこの巻である。いよいよ梁山泊を中心に、各地の賊徒が連携を取り始める。逃亡生活に入った宋江がこれらの賊徒をつなぐ役割をはたしていくのだろう。4巻以降も楽しみ。
おばんでがんす。今晩は義妹の担当なのだが、いつも少しものたらないので、朝のうちにキンキンを煮魚にしておいた。このキンキンは青森県産で、八戸のスーパーで売っていたものである。１匹１００円前後で比較的安かった。しかし１匹では身が少なくて食べた気がしないのが残念。私自身が煮魚は比較的得意の上、認知症気味の義父が煮魚は柔らかいので比較的食べてくれるので、適当な材料を見つけるとできるだけつくるようにしている。