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かたづける

2017-04-25 23:22:33 | 日記
「お姉さん、片付けるっていうのは、最初に不要なものを捨てることなのよ」とK子がよく言っていた。この姉というのは家人である。家人はモノを捨てない性格である。洋服の棚やタンスを整理していて、時々手が止まる。古い一枚を取り出して、しばらく眺め、再びもとに戻す。「また何かのときに着られるのではないか」と考える。新品もある。何年か前に買って一度も着ていない。着て行く場所もない。ついついそのままになっている。もちろん新品は捨てない。永久のデッドストックになる。

4年前の引っ越しの際に、洋服の整理の一部を長女が担当した。長女は、捨てる人である。家人の留守に作業したから、「こんなもの、もう着ないでしょ」と決めて、ポンポンと整理した。「あの赤いコート捨てられちゃったのよ」と、家人は今でもボヤいている。私は、これが女性というものだと思う。捨てる女と捨てない女がいるのだと思う。男は捨てない。捨てるほど物を持っていないし、モノを溜めることはない。古いネクタイを、古新聞を結ぶのに提供するぐらいのものだ。着なくなった背広のズボンは普段着になる。

女が嫁に行くことを、片付く と言う時代があった。「いちばん下の子が、昨年の秋にやっと片付きまして」というように言っていた。現在は独身自由時代である。女性だけでなく男も、私達の若い頃には、「俺は一生独身で通すぞ、家庭に縛られるなんてとんでもない」と恰好つけているのがいた。独身自由主義には金がかかる。今の若者には金がある。親の家に住んでいれば金も溜まる。片付くどころの話ではない。生涯青春だ。私のリハビリ先生もその一人だが、親の家に住んではいない。独立自尊である。

介護の基本も、片付ける である。朝8時に起きて食堂へ行く。家人も娘も朝食は済んでいる。私はまず豆乳を飲む。パンとスープが出て来る。「新聞を読むのはあとにして」、家人の顔に書いてある。あのフローラステークスの配当はナンボだったのかと、外れたレースのことが気になるが、スープとパンが先である。そうでないと、食卓が片付かない。台所が片付かない。

4月23日

2017-04-25 23:10:32 | 日記
5時45分に目が覚めて快晴。腰の痛み止めと胃薬をのむのは、毎日の習慣。すぐに、『山口瞳 男性自身シリーズ』を読めるのがありがたい。もちろん陽光の明かりだけである。好い季節だ。夏が近づいているというのが、素晴らしい。

NHK杯将棋で、桐山清澄九段を久々に観た。将棋は野球で言えば7回表ぐらいで終わってしまった。桐山さんが攻め損した。どうも、ベテランが勝てないようになって来ている。そんな気がする。森内俊之九段も順位戦から降りてしまった。

競馬はフローラステークス。先週と同じ日記を書いている気がする。いや、もっと前からか。とにかく不思議である。土曜日に少し勝つと(昨日は22.8倍を的中)、日曜日は必ず負ける。といって、日曜日を休むわけにはいかない。馬券を買って税金を払わなければいけない。

福岡で4億円、東京銀座で4戦万円が強奪され、海外へ持ち出そうとしていた7億円が空港でみつかった。大金に関するニュースが続いた。そうそう、7億円の詐欺(出資法違反)で60女が捕まると言うこともあった。60女がホストクラブで一晩に400万使ったというのが哀しい。

テレビ朝日が北朝鮮問題に熱心で、石破茂さんを呼んで来て、しきりに、もし北朝鮮が撃って来たら…とシミュレーションしている。イージス艦とかパック3とか、あれこれの防御策はあるようだが、私は、それも時の運だと思っている。終期高齢だからかもしれないが、そう思っている。

腰痛が強くなったので、10日ぶりにコルセットを巻いたら、途端にラクになった。今週は木曜日に病院で定期検診ががある。

株も1万9千円(日経平均)割ってから、ウロウロしている。週末のニューヨークダウは小安く引けていて、少々の円高になっている。株はこの「しばらくお休みか」になるのが、いちばんおもしろくない。今朝の血圧は130-85。

おんな好き

2017-04-25 22:59:57 | 日記
中川俊直経産政務官が、女性スキャンダルを週刊誌に暴露されて退任、離党した。テレビのコメンテーターは、口をそろえて、「自分がどういう立場にいるのかをわかっていない」と言う。その通りである。その通りだと思う。しかし、もう1つの視点がある。それは、中川氏が、とても女好きであることだ。

男は或る少数派を除いて、すべて女性が好きだと言えるだろう。そして、その中には、「うんと」「とても」が付くおんな好きがいるのも事実である。さらに言えば、「病的に」なのもいる。1つの体質とも言えるのではないかと思うが。それ以上のことは心理学者に説明してもらう方が早い。

「とても女好き」の男性は、恒にモテたいと思っている。女性の人気を集めるためには、どうすればよいのかを考えている。女性を誘うアイデアを考える。金銭も必要だ。身なりも大事である。とにかく熱心である。妻子があっても、ハワイで挙式の真似事をするのも、アイデアの1つである。

モテる男というのがいる。自分から誘わなくても女の方から寄って来る。彼も女性は好きだ。しかし、「とても」ではない。朝から晩まで女のことを考えるなんてことはない。むしろ反対である。女なんて面倒臭いと考えていることが多い。

人生いろいろ、男もいろいろである。よくテレビに、東京渋谷のスクランブル交差点が映るが、あれと同じである。ごちゃまぜである。モテる男もいる。モテない男もいる。女が好きで好きで、ついにはストーカーになる場合もある。元政務官もスクランブルの中の一人である。たしかに、己の立場を忘れてしまったのであろうが、それ以前に、女性に熱心だったのだと思う。熱中症であったのかもしれない。私は、そういう男を何人か知っている。

私・僕・俺

2017-04-23 23:19:54 | 日記
ボクちゃんが、幼稚園の最終学年になり、自分をボクと言うのを直そうとし始めたそうだ。女の子だから、「アタシ」か自分の名である「はづき(本名は葉月)」とするのが正しいと思うようになったらしい。少し惜しい気がする。彼女には、自分をボクと言うのがよく似合っていたのだ。それが、「女の子なのに」似合っていた。かわいらしかった。

ボクちゃんの7ツ違いのお兄ちゃんが4ツの頃の某日、「お父さんが、自分のことをワタシって言うんだよ」と家人に訴えた。男がワタシと言うのを変だと思ったわけで、かわいい話として我が家に残っている。

小学4年の終戦の年に、兵庫県芦屋市から茨城県稲敷郡根本村(現 稲敷市)に転居した。「ああ、しんど」のことを「Oh!Koway!」と言うのに異国を感じたが、もっと驚いたのが、同級の女生徒が自分のことをオレ・オラと称することだった。老婆や中年女ならまだしも、少女が半纏にモンペ姿で、オレ・オラと連発するのを耳にすると、一種の絶望感のようなものが漂った。あれから70年、現在はさすがにソレはないだろう。

僕と言わない友人が何人もいる。それが自分に似合わないのを知っているように見える。同僚や後輩にはもちろん、俺と言う。目上にはわたしになるが、この使い方が上手くない。ワタシと言うつもりがアッシになる。音にすれば圧死と同じである。この友人達はすべて茨城、岩手、山形の出身である。「僕は××です」なんて、とても恥ずかしくて言えねぇよという顔をしている。

前にも書いたが、私は、標準語、茨城弁、関西弁の3つをほぼ正確なイントネーションで話すことができる。それに、私・僕・俺を適当につけていくのは容易である。齢をとると僕を多用するようになる。ドクターにもリハビリ先生にも、指圧名人にも僕で行く。81歳になると先輩にはあまり会わなくなる。同人会などにいた年長者の大半は旅立ってしまっているから、私を使う機会は滅多にない。俺、お前で話す仲間も少なくなった。

将棋

2017-04-20 09:58:08 | 日記
久しぶりに将棋を指した。お相手はご近所のAさんで、家人がA夫人とコーラス会で知り合って、もう10年来の友であり、私も、大動脈瘤破裂以前はペインクリニックへの往復をAさんの車にお願いしていた。Aさんも夫人も好い人である。俗な言い方をすれば、顔に善人と書いてあるタイプだ。年齢は私より3ツ若いが、健康である。入院経験は、20代のときに患った日射病の1度だけだと言う。

Aさんとの将棋は2度目であって、前回は1年ほど前だった。そのときは1局だけ指して、ビールの時間になった。Aさんは、いわゆる攻め将棋だった。結果は私の勝ちだった。今回も同じような形になるような気がした。

対局は私の予想どおりに進行した。角道を開ければすぐAさんの手が伸びて角交換になる。端を突いて来る。桂馬が跳ねて来る。昔、高校野球の池田高校に蔦文也さんという名監督がいて、渾名が攻めダルマだった。Aさんも同じである。王将を囲まない。囲う前に砲撃を開始する。守備よりも打撃である。投手よりも打者である。攻めダルマである。だから始まって40年ぐらいまでは、私は受けにまわる。Aさんの攻めはムリ筋が多いので、受けるのはラクだ。エラーだけ気をつければいい。やがて、攻めが切れる。そのときを待つ。こちらはゆっくりと攻める。Aさんの陣には隙が出来ている。ムリ攻めの後だから、自宅が留守になっている。「ああ、これはダメです。ダメですねぇ」とAさんが繰り返すようになる。2局指して3時間、重田名人の指圧治療のあとだったので、腰は大丈夫だった。

NHK杯トーナメントで藤井聡四段が千田翔太六段を破って13連勝したという記事を読んだ。藤井君は14歳の中学生棋士である。テレビで彼の対局を観られるのはいつなのか、楽しみが1つ増えた。