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将棋

2017-04-20 09:58:08 | 日記
久しぶりに将棋を指した。お相手はご近所のAさんで、家人がA夫人とコーラス会で知り合って、もう10年来の友であり、私も、大動脈瘤破裂以前はペインクリニックへの往復をAさんの車にお願いしていた。Aさんも夫人も好い人である。俗な言い方をすれば、顔に善人と書いてあるタイプだ。年齢は私より3ツ若いが、健康である。入院経験は、20代のときに患った日射病の1度だけだと言う。

Aさんとの将棋は2度目であって、前回は1年ほど前だった。そのときは1局だけ指して、ビールの時間になった。Aさんは、いわゆる攻め将棋だった。結果は私の勝ちだった。今回も同じような形になるような気がした。

対局は私の予想どおりに進行した。角道を開ければすぐAさんの手が伸びて角交換になる。端を突いて来る。桂馬が跳ねて来る。昔、高校野球の池田高校に蔦文也さんという名監督がいて、渾名が攻めダルマだった。Aさんも同じである。王将を囲まない。囲う前に砲撃を開始する。守備よりも打撃である。投手よりも打者である。攻めダルマである。だから始まって40年ぐらいまでは、私は受けにまわる。Aさんの攻めはムリ筋が多いので、受けるのはラクだ。エラーだけ気をつければいい。やがて、攻めが切れる。そのときを待つ。こちらはゆっくりと攻める。Aさんの陣には隙が出来ている。ムリ攻めの後だから、自宅が留守になっている。「ああ、これはダメです。ダメですねぇ」とAさんが繰り返すようになる。2局指して3時間、重田名人の指圧治療のあとだったので、腰は大丈夫だった。

NHK杯トーナメントで藤井聡四段が千田翔太六段を破って13連勝したという記事を読んだ。藤井君は14歳の中学生棋士である。テレビで彼の対局を観られるのはいつなのか、楽しみが1つ増えた。

老いとテレビと

2017-04-20 09:43:47 | 日記
先日、顔も名前も知らない棋士が戦うNHK杯将棋にはあまり興味がないと書いた。対局する2人のどちらかを知っていれば、観ていて応援したりする。米長邦雄さんは亡くなった。中原誠さん、内藤国雄さんも、もうテレビには出て来ない。しかし、本当の将棋ファンであれば、対局者の名前や顔ではなく、誰と誰であれ戦い方を観たいと思うだろうし、棋譜を愉しむだろう。若い頃の私もそうだった。

日曜日の午後、ベッドに寝転んで目を閉じて、テビの音を聴いていると、『新さんいらっしゃい』がる。桂文枝さんの声が流れている。長寿番組である。昔はもっとおもしろかったような気がして来る。週5回の『徹子のn部屋』も同様でnある。黒柳さんのあ呂律が危ないだ気えがする。文枝さんも徹子さんも老いた。老いたが頑張っている。私はもっと老いた。リハビリもなかなか頑張れない。

テレビ朝日の昼間に『やすらぎの郷』という倉本聡ドラマがあって、家人がビデオに録って観ている。老優たち(という言い方は失礼かもしれぬが)が出演している。浅丘ルリ子、八千草薫、石阪浩二、山本圭、藤竜也、加賀まりこ…といった皆さんである。私にはそれほどおもしろくはない。大河ドラマ『女城主 直虎』もぼんやりとしている。私が興味を持つドラマは、松本清張、横山秀夫と、時々の森村誠一、西村京太郎あたりだ。それと、刑事コロンボも録画してもらう。それぐらいで充分だ。

平日の株価速報(CNBC)と、土・日の競馬中継は必ず観る。つまり、この2つは金がかかっているので、刺激があるのだ。ボケ防止に最も役立つのは、欲だと私は考えている。私のような何の名誉もない老人にとって、手っ取り早く、目の前にあるのは金銭欲である。株と競馬である。株はともかく、競馬の方は勝っても負けてもわずかな金額だが、それでいい。刺激になる。昔と同じように、頭の刺激になる。最近は、大笑いさせてくれるテレビ番組がない。大笑いも脳の刺激になると思うが、それがない。私にとって、株と競馬のじかんは、大切なものだ。認知症の進行を止めてくれていると思っている。