なぁんだ

被災地に視察に行った政務官が小さな水たまりを渡るときに、そばにいた男性に背負われた。その写真が新聞に載り、テレビに映った。なんともみっともない姿だった。テレ朝のニュースショーの進行役である橋本大二郎さんが「センスが悪い」というようなことを言った。たしかに、大人としてセンスは悪い。しかし、それ以前に、この男は子供であると私は思った。なぁんだと思った。要するに、親のしつけが出来ていないのである。ただそれだけの話なのだ。

昨年の11月のアメリカ大統領選挙のとき、ほとんどのマスコミはヒラリー有利と報じた。だから多くの人はそれを信じた。蓋を開けてみると勝利者はドナルド・トランプだった。木村太郎さんが、「私の予想が当たった」とテレビで鼻高々と自慢した。私は、ただ逆張りをしただけだろうと思った。どんな勝負（賭け）にも逆張りしがたる人間はいるものなのだ。文藝春秋３月号に、トランプはサイコパスであるという記事が載った。書いたのは脳科学者の中の信子さんである。中野さんの解説を読むと、なるほどそうなのかとなる。脳科学的に分析すれば、トランプ勝利は自然の理であることが頷ける。彼女だけでなく、たとえば群衆心理学者なども選挙結果はわかっていたようだ。なぁんだである。わかる人にはわかっていたんだ、となる。逆張りなんて話ではないのである。

株価が上がらない。マーケットに活気がない。今日（７日）は一時的に年初来安値（日経平均）をつけている。朝食を終えて、CNBC（株価速報）を観て、なぁんだとなる。しばらく株はお休みか、競馬の方がおもしろいか、とつぶやく。