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1週間

2017-04-11 22:53:06 | 日記
ブルーマンデーという言葉がある。暗い青色なのか明るい青色なのかは人それぞれだろうが、月曜日が週の始まりというのが習慣になっている人は多いと思う。カレンダーは日曜日が週の1日目になっているけれど。学生時代やサラリーマン時代の私の1週間は、やはり月曜日がスタートだった。

昭和20年代の終わり頃、私が住んでいた東京・世田谷の若林というところには、やたらと学生がいた。早大がいて、日本女子大がいた。麻布高校も都立高もいた。昭和女子大付属の姉妹がいた。もう1組の姉妹は鴎友学園だった。私は隣家の実践女学院と一緒に玉電の駅に急いだ。ブルーでいうなら、みんな青空の感じがした。

曜日のない時期があった。昭和20年。終戦の年である。私は小学4年生だった。学校へ行っても昼近くになると敵機襲来の警戒警報のサイレンが鳴る。授業は中止となり、急いで帰宅する。そういう日が続く。休む生徒も増える。要するに、授業にならないのだった。仕方なく、教師は宿題を出す。黒板いっぱいに計算式を書きならべ、生徒がそれをノートに写し、「家でそれをやって来なさい」となる。7月の初めから夏休みになった。どうでもいいやといった雰囲気があった。「今日はサツマイモが食べられるかどうか」が最大の関心事だった。『月月火水木金金』という軍歌があったが、今日は何曜日かなんていうことを考えることはなかった。そんなことより、サツマイモがあるか、B29の空爆が今夜はあるかないか、だった。

81歳の私にも1週間がある。月曜日には重田名人の指圧治療がある。週の始まりである。金曜日には松平コーチのリハビリがある。その中間の3日間は、リハビリの宿題というか、腰のための自主トレに励む。ストレッチ、筋トレ、歩行訓練、ペダル踏み、しかしなかなか腰痛は和らがない。やっと土曜日が来る。前日のリハビリがキツいので、自主トレはできない。朝飯を終えてベッドに戻り、スポニチ紙を片手に競馬の予想を立て、それに基づいて電話のボタンを押す。日曜日も競馬はある。25%の高い税金を払って馬券を買う。レースをテレビで観る。あたっても外れても、1週間が終わる。