富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

第21回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座報告(令和5年7月22日)

2023年08月07日 08時34分18秒 | 世界遺産伝道師協会

第21回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座報告

 富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座が、7月22日(土)に群馬県庁裏にあるぐんま男女共同参画センター3階の中研修室にて開催されました。

センターの開場は、8時45分と言われていましたが、私が8時半ごろに行ったときには、既に役員はもとより受講者も何人か開場を待っている状態でした。

開場と同時に各役員は、あらかじめ決められた役割をこなしながら準備作業に携わりました。

受講者は、新人6名 また既に伝道師になられている方のうち2名が再度受講したいという事で総数8名の受講者で行いました。

笠原副会長の司会で始まりました。

最初は、近藤会長の挨拶です。

世界遺産登録に至るまでの歴史に触れ、伝道活動の基本は、一人一人に丁寧に接触することが基本との話をされ、さらに来年登録10周年を迎えるにあたっての心構え等を挨拶の中で語られました。

次に世界遺産センターの宮川所長の挨拶です。

世界遺産センターの現況、伝道師協会とのかかわりの話と最近取り組んでいる世界遺産カードの紹介がありました。

いよいよ 講座の開始です。

講座のスケジュールは、

講義1「世界遺産の基礎知識と日本の世界遺産」世界遺産センター 今井主任

講義2「蚕糸絹業の基礎知識(繭・製糸・絹・織物・染色等)」 土屋理事

講義3「『富岡製糸場と絹産業遺産群』の価値と概要」笠原副会長

講義4「伝道活動について・伝道師の心得」井上理事

確認テスト

結果発表&修了証授与

となっています。

講義1では、世界遺産センターの紹介から始まり、世界遺産の基礎知識として、世界遺産条約と世界遺産リスト、世界遺産保存の義務、登録プロセス、登録の基準等の話ですが、

特に登録後は、保存の大変さ大切さを重点に話をされました。

講義2では、土屋理事の自己紹介もあり、県庁の担当時代に6年間伝道師協会と歩まれた思い出にまた懐かしい方々のお名前も出て、我々伝道師もつい昔を思い出していました。

また 今は、碓氷製糸株式会社で活躍されています。

講義では、蚕糸業の基礎知識と養蚕の歴史と現状及び蚕の生態の話をされました。

常に、蚕糸業にかかわってきたのが感じられる内容でした。

昼食をはさんで、司会は、安田副会長に代わりました。

講義3では、一番に伝道師として確認すべき内容です。

4つの資産がどう絡んで世界遺産になったのかよく理解できる内容だったと思います。

最後に講義4では、伝道活動そのものの説明です。講師の自らの経験を踏まえて、伝道師としてどうあるべきかが良く伝わるものでした。

最後は、確認テストです。

全員が問題なく合格し、修了書の授与もつつがなく行われました。

終わったあとの受講者は、全員満足した様子で頼もしい限りでした。

新人伝道師の誕生です。

早く活動する場を増やして、仲間として、一緒に活動したいものだと感じました。

伝道活動は、今後も続きます。頑張って 前に進みましょう。

今回の講師の皆さん どうもありがとうございました。

また 準備から運営に協力していただいた役員の方々 世界遺産センターの方々どうもありがとうございました。

(記 N屋和幸)

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