上州藤岡蚕マラソンで伝道活動
第4回上州藤岡蚕マラソンが11月29日(日)、高山社近くの藤岡総合運動公園陸上競技場をメイン会場に開催されました。
この日のメンバーは、I川武男、S楽四郎、O田三枝子、U原千鶴子の4名でした。
集合は7時ですが、渋滞が予想されますという注意事項に外気温3度という冷え込みの中、7時前から集まり、のぼり旗やパネルをセットして準備にあたりました。
当初の予定では、パネル解説とリーフレットの配布だけでしたが、繭クラフトも準備しました。
隣のブースの高山社顕彰会の皆さんとあいさつを交わし伝道活動スタートをと思った途端に、テントやいすに降りた霜や朝露が溶け始めて、てんやわんやでした。
午前一番のレースでは小学生の参加が多く、その応援はパパ、ママはもちろん幼児からおじいちゃんおばあちゃんと家族が集まって楽しそうでした。また、ランナーは関東一帯や遠いところは四国からという方もいて、2000人ほどが参加するとても大きなイベントになっていました。
レースを待つ選手から、1キロコースを走り終えた子やその家族たちで、私たちのブースはにぎわってきました。
特に繭クラフトは、市川さん考案のカッター用のしっかりとした台のおかげで画期的なことがありました。小学一年生や幼稚園の年長さんが「カッターデビュー」することができたのです。今まで低学年の子には、切込みまで入れてあげていました。今回は、自分でやってみるという子には、左手の置き方やカッターの持ち方を教えてから、カッターをゆっくりと動かしてごらんというと、上手に切り込みをいれることができたのです。それには家族の方もとても喜んでいました。一時までにおよそ100個の繭クラフトを作りました。皆さん良い記念のお土産ができたと喜んでくれて、マラソン大会独自の充実感が伝わってくるようでした。
子供たちに話を聞くと、東京の小学校で蚕を育てましたということを知り、幼稚園でも園長先生が育ててくれて見せてくれたという子もいました。子供たちが養蚕について触れる機会が確実に増えているようで、うれしいです。
高山社についてたくさんの質問を受け、交通規制が解除されたら見学して帰ろうという人がたくさんいました。たまたまその日の大河ドラマで「富岡製糸場の危機」が放送されるとあって、そのことも話題にたくさんあがりました。
一時過ぎには交通規制も解除され私たちも二時ころから片づけに入ることができました。朝早くからの活動、お疲れさまでした。 (C.U 記)(写真 S.S)