「ぐんまこどもの国」で伝道活動
5月5日(土・祝)、太田市長手町にある「ぐんまこどもの国」で午前9時から午後3時までの予定で伝道活動を行いました。
この日は五月晴れで絶好の行楽日和、また、園内の遊具が無料となることから、今年も例年どおり開園前の早い時間から続々と数多くの家族連れが押し寄せ、見る見るうちに駐車場が満杯となるのは壮観です。
このようなことから毎年、私たちも午前8時前には集まり、管理事務所に挨拶し、借用した机や椅子で活動場所である野外ステージに活動の導線を考慮しながら、そして手際よく体験ができるように解説用のパネルやパンフレットの設置、繭クラフト体験用の道具類のセット、そして座繰り体験用の「上州座繰り器」をセットしました。この「体験コーナー」を配置し終えたのは午前9時すぎとなっていました。
来場者はと見ると、野外ステージ前の芝生広場の周りを縁取るように色とりどりの簡易なテントが持ち込まれ、ずらりと並んだテント村が出現しているのは“お見事”そのものです。それぞれの場所に落ち着き、そして思い思いの遊びにひと段落する午前10時頃になると県内は勿論のこと、お隣の埼玉県や栃木県からの方も含めて多くの方々が野外ステージのコーナーに押し寄せ、急に私たちの“てんてこ舞い”が始まりました。
活動する野外ステージには屋根があり直接の日当たりは無く、また、ほどよい風が通り抜けるという好条件の中、今日は子供連れの比較的若いご夫婦が多いように見受けられました。
それぞれの体験をしていただきながら世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」では、どうしても富岡製糸場のみと思われている方が多いこと感じられたので4資産で構成されていることを、「日本遺産」では、例えば足利市からの方には日本遺産「足利学校」にからめて織都でもあることなどを話しながら養蚕、製糸、織物の歴史や成り立ちを住まわれている地に関連付けて各遺産のより深い理解をしていただくこともできました。
体験される方々は終始途絶えることなく列をなし、昼食には十分な時間が取れませんでしたが、時の経つのを忘れさせるほどでした。
結果的には午後3時で活動を終えることができず、30分ほどの延長を余儀なくされ対応することにしました。
この日はI上(雄)、T比地、T橋、A井(春)、M下(寿)、N島(進)、I原(事務局)の7名ですが、活動終了後は手際よく撤収し午後4時頃には、それぞれが帰路に就くことができました。
(N島 進 記)