朝、お食事を終えられたご家族が調理場を横切ります。
「ありがとうございました!」と声をかけたとき、3歳くらいの男の子と目が合いました。
その子はこっちに向かって大きな声で「ごちそうさまでしたっ!」と深々とおじぎをしてくれました。
つられたわたしも深々とおじぎをして「あっ、あ、あ、りがとうございました・・」少しあっけにとられ、
少々噛み噛みのお礼となりましたが、後からじ~んと嬉しくなってきました。
いつも、子供といる時は大きな声で挨拶をするよう心掛けてはいますが
未だちゃんと習慣付かない(親のせいですけど・・)子供たちは私の知り合いが声を掛けてくれても
小さな声でぼそぼそぼそ・・・これではいけません。。
せっかく世代を越えて顔見知りが多く、誰かれともなく声をかけていただけるような地域に住んでいながら
そういう部分が育たないのはちょっと反省です・・・。
ともあれ、そんな気持ちの挨拶のおかげで今日一日ずっと良い気持ちで仕事ができました。
上手に言おうと並べる言葉より、普段使い慣れ当たり前になってる言葉にこそ、
人の気持ちを動かすチカラが大きいのかもしれませんね。。
そんな心地良くできた仕事のなかから・・・
本日ご連泊のお客様、昨日は食べきれなかったということで
朝、今夜は量を減らしてくださいとリクエストがありました。
早速、献立を変えて仕入れ変更・・ご予算に合わせて、そして仲居さんから
昨夜のお客様の反応を確認して2泊目のお料理をお出しさせていただきました。
お刺身はあっさりしたものを中心に・・・
手前にはハギの身を紫蘇和えにして、ヒレの筋肉部分と身皮を湯引きにして・・・
ブリの照り焼きを変更してあっさりとカレイを笹蒸し鍋で召し上がっていただきました。
水槽から揚げてすぐ蒸すので身がハゼてしまい、ちょっと見栄えがよくありませんが・・
春の磯魚、これからどんどん美味しくなってきます。
そんな磯魚満載の‘磯魚コース’ってものありますのでぜひ、どうぞ~。
応援よろしくお願いします