泉アキ
夕焼けの空に あいつが燃えている
恋のよろこび おしえてくれた
あいつは憎い
返して 私のすべてを
いますぐに
夕焼けの空に あいつが燃えている
返して!!
恋のよろこび おしえてくれた
あいつは憎い
返して 私のすべてを
いますぐに
夕焼けの空に あいつが燃えている
返して!!
夕焼けの空に あいつが消えてゆく
たった一度の はげしい恋に
あいつは燃えた
ふたりの 想い出
いまはもう かえらない
夕焼けの空に あいつが消えてゆく
帰ってきて!!
たった一度の はげしい恋に
あいつは燃えた
ふたりの 想い出
いまはもう かえらない
夕焼けの空に あいつが消えてゆく
帰ってきて!!
「夕焼けのあいつ」、恋愛ドラマとして読めば、当然、「あいつ」は恋人の男性。
しかしまた、夕焼けの空に「燃えている」、夕焼けの空に「消えてゆく」、この「あいつ」は太陽そのものとも読めます。
さらにいえば、これはひと夏の恋の終り、つまり、「あいつ」は夏という「太陽の季節」に燃え盛り、夏の終わりとともに消えてゆくのだ、ゆえに「あいつ」は
夏という「恋の季節」(ピンキーとキラーズ)そのものなのだ、とさえ言えそうです。
レコード発売はなぜか真冬の2月ですが、イメージはまぎれもなく真夏。
蛇足ですが、夕焼け」は夏の季語です。