流れるように・・・ 2009年07月15日 | / 万葉集 7/15 「歌人なら歌を磨いて詩を創るそんな叱咤が聞こえたりする()」 「定型で音を出せればそれが歌そんな安易は許されざるか()」 「息をすりゃそれが仏に変わりたる空也のような歌人はありや()」
万葉集#3.0462-3.0464 2009年07月15日 | / 万葉集 7/15 「家持が逝く妻思い秋の夜をいかに過ごさん愁えて歌う()」 「今よりは秋風寒く吹きなむを如何でか独り長き夜を寝む (十一年己卯ツチノトノウ夏六月、大伴宿禰家持が亡れる妾メを悲傷カナシみ よめる歌一首 #3.0462)」 「これからは秋風寒く吹くだろうどうして独りで長い夜を寝る()」 「長き夜を独りや寝むと君が言へば過ぎにし人の思ほゆらくに (弟オト大伴宿禰書持フミモチが即ち和ふる歌一首 #3.0463)」 「長い夜を独りで寝ると君言えば逝きしあの人思い出します()」 「秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし屋戸の石竹ナデシコ咲きにけるかも (又家持が砌ミギリの上ヘの瞿麦ナデシコの花を見てよめる歌一首 #3.0464)」 「秋来れば見つつ偲べと妻植えた家の撫子咲きにけるかも()」