そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#3.420-3.0422

2009年07月04日 |  / 万葉集
7/4
「この歌が作られたときは養老の七年以前に比定されたり()」
「字面から丹生の王悔しがるたぶん二人は近き友なり()」
「なゆ竹の 嫋トヲ寄る皇子 さ丹頬ニヅラふ 我が大王オホキミは
隠国コモリクの 初瀬の山に 神さびて 斎イツき坐イマすと 玉づさの
人ぞ言ひつる 妖言オヨヅレか 吾アが聞きつる 狂言タハゴトか
吾アが聞きつるも 天地に 悔しきことの 世間ヨノナカの 悔しきことは
天雲の そくへの極み 天地の 至れるまでに 杖つきも つかずも行きて
夕占ユフケ問ひ 石卜イシウラ以ちて 我が屋戸に 御室ミモロを建てて
枕辺に 斎瓮イハヒヘを据ゑ 竹玉を 無間シジに貫ヌき垂り 木綿ユフたすき
肘カヒナに懸けて 天になる ささらの小野の 斎イハひ菅 手に取り持ちて
久かたの 天の川原に 出で立ちて 禊ミソぎてましを 高山の 巌の上に
座イマせつるかも
(石田王イハタノオホキミの卒ウせたまへる時、丹生王ニフノオホキミの
よみたまへる歌一首、また短歌 0420)」
「逆言オヨヅレの狂言タハゴトとかも高山の巌の上に君が臥やせる
(反し歌 #3.0421)」
「君は逝く戯言なりと訊きたれどあの高山に臥せているとは()」
「石上イソノカミ布留フルの山なる杉群スギムラの思ひ過ぐべき君にあらなくに
(#3.0422)」
「石上イソノカミあの布留フル山の杉を見て君はいないと思い出したり()」
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万葉集#3.0417-3.0419

2009年07月04日 |  / 万葉集
7/4
「王オホキミの親魄ムツタマあへや豊国の鏡の山を宮と定むる
(河内王を豊前国トヨクニノミチノクチ鏡山に葬ハフれる時、
手持女王タモチノオホキミのよみたまへる歌1/3首 #3.0417)」
「王オホキミの鎮める魂は豊国の鏡の山を住みかと定めん()」
「河内なる名がつきおるは大和からかの地に行きてむなしくなるか()」
「豊国の鏡の山の石戸イワト闔タて隠コモりにけらし待てど来まさぬ
(歌2/3首 #3.0418)」
「豊国の鏡の山の岩戸へとこもったのかしら待てど来ませぬ()」
「石戸破ワる手力タヂカラもがも手弱タワヤき女メにしあればすべの知らなく
(歌3/3首 #3.0419)」
「手力で岩戸開けばよいのだがか弱き身にて術がわからず()」
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