WBC チェコは負けたけど清々しかった

　毎晩テレビにかじりついて（本当にそういう感じ！）でWBCの中継を見ている。

　自分はスポーツは得意じゃないけれど、スポーツ観戦は大好きなのだ。

　きょうはチェコ戦。あんなに遠い国からチェコの選手が日本にきて････と思うだけでチェコを応援したくなる。日本は応援しなくても勝つだろうから、と思いながら見ていたら、なんとチェコが先制。しかもチェコの選手強い！　佐々木朗希の160キロ以上のボールもヒットして。ピッチャーもなんか120キロ前後のゆるいボールをうまく投げてきて日本の選手は打ちにくそうにしている････

　日本、がんばれ。と、急に日本側の応援団になる。

　途中で日本が逆転してあとは両方がんばれという気持ちで見る。

　チェコの選手は野球だけでは生活していけないから、みんな消防士だったり金融トレーダーだったり、監督は精神科医だったり。いろんな職業を持ちながら野球やっているというだけでもすごいと思う。

　プレイでも、デッドボールを足に受けた選手が１塁に歩いていったあと、球場全体が大丈夫か、、という空気が漂っていたと思うけれど（私もテレビで見ながらそう思っていた）、１塁ベースを大きく通り過ぎて、ダーッと走ってベースに戻って、「大丈夫」をアピールしていた。大きな拍手が沸き起こり、なんだか嬉しい気持ちになった。嫌な雰囲気が一掃された瞬間だった。

　それから大谷が塁に出たときも、守っていた内野手が大谷に握手を求めていたり（画面には映らなかったけれど、解説者かアナウンサーが言っていた）、ゲーム終了後もチェコの選手が全員日本のベンチに駆け寄って行って勝利を祝っていたというエピソードを聞くと、清々しいなぁ、やっぱりチェコ大好きと思った。

　チェコはこれからもっと強くなっていくと思う。

　2019年に私はチェコ親善アンバサダーになって、2022年まで活動してきたけれど、去年はあまり活動や報告ができなくて、今年からチェコ応援サポーターとなってアンバサダーではなくなってしまった。でもそんなことは関係なく、やっぱりチェコもチェコの人も大好きなので、これからも応援していきたいと思う。