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いつでも君のこと好きだったよ

山城歌会と山下泉さんの歌

2024-07-02 22:17:53 | 日記
 きょうは山城歌会。

 そのまえに。10時に城陽駅にいき、来月の切符を買う。それから郵便局、銀行。市役所への問い合わせなどなど、雑務をこなす。平日の午前中というのはなにかと忙しい。

 13時。山城歌会スタート。参加者は9名。久しぶりの参加者もあって。長く病気でお休みされていたひとが来てくださると本当に嬉しい。

 今月の歌人は山下泉さん。私から2冊の歌集の中からいいなぁと思う歌を選んで紹介。ちょうどいま泉さんの2冊の歌集を友人に回覧しているところ。

 私は気に入った歌集は2冊持つ。いただいた1冊は自分用、あと1冊は買って回覧用にする。このあいだ、短歌ラウンジ22時22分の会で泉さんの歌集が手に入らず読んだことがないという話題になっていたので、ここぞのときだと思って、2冊の歌集を読みたい人に送って読んでもらっているのだった。

 ちょうどその感想の葉書が今朝届いて、読めてよかった、出会えてよかったという喜びの言葉を力にきょうもみなさんにお勧めした。そのなかから3首ずつ書いておく。

 ・海に向くテーブルを恋う姉妹いて一人はリュート一人は木霊  山下泉『光の引用』
 ・書きつなぐ日記の奥の湖に跳ねる魚あり石の鰭して
 ・待つことが忘れることに変わるまで鍵かけておく眩しい滝に 

 ・そこにいるのは月ね、と言って拳から指をいっぽんいっぽん起こす 山下泉『海の額と夜の頬』
 ・帽子が重いと鏡を出ずる母ありて帽子の影は過去に落ちたり
 ・朝の戸をあければ立っている欅 耳の裏まで黄金つけて

 新しい歌集がつぎつぎに出て、消費されていく感じがするのがとても悲しく思う。やっぱり自分が好きな歌人や歌集を読み返し、しみじみ味わい直して、それを読んだことのないひとに共有してもらえるというのは嬉しい。歌集や歌を自分なりのやり方で大切にしていきたい。

 写真はきょうの歌会の帰りにchocoZAPで運動し、おなかがあまりにも空いて、ひとりで食べた蒸し鶏のピリ辛ソースサンドとマンゴーオレンジラッシー。きょうの締めにぴったり。満たされた。
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