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いつでも君のこと好きだったよ

塔短歌会全国大会in浜松 2018 当日編

2018-08-21 23:05:03 | 日記

 18日の午前は早起きをして、楽器博物館へ行きました。そこでも塔の人に出会いました。

 

 楽器博物館は充実していて、実際に触ることができるオルガンや電子チェンバロがあったりして。思わず両方弾きました。

 

 オルガンって何年ぶりだろう。

 

 ペダルを踏んでオルガンの呼吸にあわせて曲を弾く。小学校以来なのに弾けました。足が自然に動いて。ああ、この太腿あたりにある木の板は音を大きくするものだったなぁと身体が覚えていて、不思議な気がしました。軽い鍵盤。あたたかい音。オルガンってこんなにあたたかい楽器だったんだなぁと思う。

 

 だんだん時間がなくなってきたので、コンビニでお昼ごはんを買って、ホテルの部屋で食べて、会場へ。

 

 今年は初日が歌会で、2日目が歌合せ、その午後が一般公開の講演、鼎談というスケジュールです。

 

 私はB歌会。(AからEまであります。だいたい40首から45首ずつ)選者が永田和宏さん、小林幸子さん、司会は相原かろさん。かろさんはいつ会ってもにこにこしていていい感じです。1首にふたりずつ批評してあとは他の人が発言して選者へという流れ。結構「私はこの歌、わかりませんでした」という率直な意見もでて、ほう、と思いました。

 

 17時に終了後、記念写真を撮って、いったん部屋へ戻って18時から懇親会。サーブの速さがはやくて、つぎつぎにお料理がでてきます。歌会ごとのテーブルだったので、おとなりのMさんと楽しく歓談しました。それから、初参加の紹介のときに、話してみたかったひとがいたので、席までいってお話しました。普段はあまり席を移動せずにじっとしているのですが、今回はこの機会を逃したらチャンスはないと思ったのでした。思った通り、感じのいいひとで、いっしょに写真を撮りました。

 

 懇親会のあとは、勉強会。歌会の続き部屋と、歌仙部屋があって、わたしはみずきちゃんと歌仙部屋へいきました。はじめは様子がよくわからなくて遠慮がちにしていたのですが、みなさんがどんどん上句、下句と挙手して発表されるので、頭をたくさん使いました。おもしろかったです。

 

 部屋へ戻ってお風呂に入って就寝。

 

 2日目は午前に歌合わせ。今年は4チームがリーグ戦で闘うというもの。いままでと違うところは、チームが交代するときの合間の時間に吉川さんの解説が入ったこと。あれはとてもよかったと思いました。熱戦が繰り広げられ、歌のよさもありますが、チーム力がかなり問われるなぁとあらためて思いました。

 

 そのあと表彰式。歌合わせの優勝チームと優秀作品賞、応援賞(という名前だったか忘れたけど)などの発表があり、前日の歌会に出した歌から選者賞、互選賞が選ばれました。私は山下洋賞を頂きました。

 

 ・笑い声のような木もれ日手にすくいすくえば声は声でなくなる  藤田千鶴

 

 選者からは歌の書いた色紙をいただきました。

 

 ・突堤の端までを来て聞いている海鳴りこれは君の声だね 山下洋

 

 すてきな歌です。偶然にも声つながりなのが嬉しい。

 

 午後からは永田和宏さんの講演「前衛短歌を振り返る」、栗木京子さん、永田淳さん、大森静佳さんの鼎談「平成短歌を振り返る」がありました。永田さんのほうは塚本邦雄、岡井隆を中心として1時間では足りないくらいの前衛短歌と並走した歌人としての話、鼎談のほうは世代によって短歌以前に価値観そのもののずれがあることを強く感じました。

 

 詳しくは塔の11月号に大会レポートが掲載されることと思います。

 

 

コメント
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