車の水平出しのための手順を書き出す
通常の土木工事では束石を正確に配置し高さも合わせるために杭、水貫、水糸などを使い位置を決めていくが、
本件はタイヤ位置は固定なので、4か所のコンクリート板の中心が同じレベル(標高)でありさえすれば良い。
なので、4か所相互(斜め)の同一レベルを確かめるためには次の物を用意する
1 コンクリ板を入れる穴を掘るための道具
2 水を入れた透明パイプ(水盛管)
3 コンクリート板4枚
4 コンクリート板の下に入れる乾いた砂と突き固めるためのハンマー等
5 水盛管のレベルを合わせる際に利用する箱2~4個
手順は、
1 車のタイヤ位置を決定する(通常駐車位置から少しずらしておくと良い)
2 コンクリ板サイズの穴を掘る
3 穴に砂を入れて叩いて均し固め、同じ程度の深さにする
4 箱を置いて水盛管で同一レベルになるまで砂の厚さを調整する
5 コンクリ板を設置する
6 車を乗せるなどして圧縮し、砂の安定化を図る
7 何度かレベル合わせをする。
8 一回は雨濡れを経験する。
9 できれば(コンクリ板は抜けるように)周囲をモルタルで固めると良いかも。
これでタイヤ位置4点のレベルが合う。
リアルタイムで水平が欲しい場合は、ここへ車を停めて作業を行う。
以下の簡易水平台を調整しジャッキアップ水平出しに対応する。
再現のための情報保存
1 車内に水平のマークを付け、水糸などで水平が特定できる設定を保存する。
2 特定の位置に治具を当てると水平が出るような仕組み(簡易水平台)を作る。
ジャッキアップで簡易に水平を出す場合、駐車エリアで水平を見たい場合を考慮して邪魔にならない場所としては運転席直近のダッシュボード
ダッシュボード角に合わせた自作水平台を置き、そこへ固定された水準器の泡を観測する
=> 3軸自由台を自作
固めの材で三角形板を用意し各辺に穴を開け、ダブル蝶ナットで50mm程度のボルトを固定し足とする
足を置く場所を定めマークを付ける。
蝶ナット位置を調整して水平面にする。