Vespa Garage MIKURIYA'S BLOG

Vespa Garage MIKURIYAのブログ

Vespa Rally200 クラッチ分解・清掃

2010-12-09 | 整備・点検ポイント/ラリー

Blogphoto3725 今朝はずいぶん冷え込んで背振あたりじゃ雪かな?そんなわけで朝は試運転どころではない。店に来ても留守番いないから店の周りを預かりの50S、トモス、PXでグルグル・・・問題は無いので暖かい?店内でラリーのクラッチ分解を。リヤホイール外せばクラッチケースはすぐです。PXとほぼ変わらないエンジンですのでね。

Blogphoto3726 ケースは三本のボルト緩めれば簡単に開くはず。まれに固着してますが、木の棒等でコジっていいです。

Blogphoto3727真鍮ブッシュの当たり面ですが、この程度なら問題はないと考えてます。まあ換えてもいいけどね。

Blogphoto3728  この収まりからの飛び出し具合やレバーに対しての動きの確認で判断してください。

Blogphoto3729 この頃の旧車やPXの初期、中期?あたりまでキャッスルナット。この方が信頼性高いと思ってますが、一応専用工具が必要。だからか?以前の所有者時代の作業でしょうが、ナットを叩いてます。

Blogphoto3730 ナット側が叩かれてかなり潰れてますので、せっかくの専用工具もかかりが悪い!なので自作のキャッスルナット用工具と併用しながらなんとか抜いていく。

Blogphoto3731 やっとこ外れたナットとストップワッシャー。こんなに潰れていれば専用工具があってもそう単純にはいかない・・・この辺が古い車両なので多々有ること。しかしいくら潰れたナットで回しにくいとはいえ、キツイ回りだと思っていたのですが・・・

Blogphoto3732 叩かれたせいかネジ山が一部怪しいのでヤスリとダイスで修正。M12のP1,5です。

Blogphoto3733 クラッチそのものは板も本体もメクレ等無く状態は良いのですが、板は張り付いたままです。

Blogphoto3734 そんなに傷んでもいないし張り付きも弱かった・・・これくらいならエンジン始動してしばらく走行してれば外れたかも?ですが点検ポイント用の記載ですからね・・・普通ならエンジン始動しなくてもギヤ入れてクラッチ握ってゴンゴンと車体を押し引きしてれば突然スルッと取れるってパターン・・・ダメなら始動して・・・なんですけどね。今回は分解。清掃記事なので。

Blogphoto3735 一番下の板が若干歪みありですが、これくらいならね・・・まずは動作確認したのちに交換かな?エンジン下ろしてOHついでにやれば?って方いますが、私はまず動作確認する為にひとつずつ見てからってタイプです。その後に更に内容決めて仕上げていくので二度手間なんですけど、何が根本原因なのかとか判別しやすいのとまずは自分用にって気持ちもあるのでね。