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思っていること

2011年05月08日 | 日々のこと
菅総理が、浜岡原発の停止を中部電力に要請したのが6日。やった~!と喜んだけど、現時点で中部電力からの回答はなし。

でも本当は中部電力だって「できることなら浜岡原発を停止したい」と思っているんじゃないでしょうか? 
福島第一原発みたいなことが浜岡でも起こった日には、莫大な金額を補償しなきゃならないし、市民に罵声をあびせられ、土下座までしなきゃならないんですから。

それなのに「そうですね~じゃ(喜んで)止めましょうね~」と言えないのは、いろんな『しがらみ』があるからでしょう。もちろん、今まで自分たちや先輩たちがやってきたことが水の泡になるのもつらいでしょうね。
国策に協力してやってきたことなのに、そして、原子力安全委員会や原子力安全保安院のチェックだってちゃんと受けてきているのに、、、 
きっと悔しい思いでいっぱいだと思います。

可哀想な中部電力さんには、せめて「政府からの要請だし、国民からの圧力も大きいし、じゃ(仕方ないので)止めますか」と言いやすいように、市民からの停止要望の声を上げてあげましょう!

そして今後は、地域独占だから殿様商売ができるという考えを捨て、時代のニーズに合わせて商品やサービスを変化させたり、調達や供給の方法を工夫しなければ生き残っていけないという、民間企業としてのあたりまえの感覚を持ってもらいたいですね。原子力に対して国から湯水のようにお金が流れてくる時代が終わっても生き残れるよう頑張ってくださいね~



今回の福島第一原発の事故に関連して、もうひとつ思っていることがあります。
それは、事故の責任の全てを電力会社にだけ押し付けるのはおかしいのでは?ということです。もちろん東京電力には徹底的なリストラと資産放出をしてもらう必要はありますし、足りないお金を税金や電気料金として国民が負担することには大反対です。

でも、国策として原子力発電を推進してきた政府と官僚たち、そして原発の安全確保のために設けられている原子力安全委員会や原子力安全保安院といった組織とその役人たちは、何の責任も取らずに済まされてよいのでしょうか?

東京電力の役員報酬は50%カットされて2000万円になるそうですが(それでも貰いすぎだし、過去の役員たちにも報酬を返還してもらいたい!)、今まで福島第一原発の安全を保障してきた原子力安全委員会や原子力安全保安院は、明らかにその役割を果たしていなかったのですから、しっかり責任をとってもらわなければなりません。
一方、国策として原子力を推進してきた政治家や官僚たちに対しては、どうやって責任を追及できるのか私にはわかりませんが、人間の心を持っているならば、被害者のために是非とも私財を投げ打って補償にまわしてもらいたいと思います。

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