到着

領土問題

北方領土、竹島、尖閣諸島。
「竹島は韓国に北方領土はロシアに事実上軍事占領されている」
「警察権などの主権を行使して実行支配しているのは尖閣諸島だけ」
僕自身も領土問題に関する知識は、ほとんど「無知」と言っても過言ではなく歴史的事実を今まで調べようともしませんでした。学校でそういう問題を勉強するのかもしれませんが、僕の頭には入っていませんでした。
竹島問題も正直なところロンドンオリンピックでの事件がなければ「そういう問題がある」くらいの感覚しか持っていませんでした。
韓国には「独島（竹島）は我が領土【トクトヌンウリタン】」という歌があり国民みんなが知っていることや李承晩ラインという言葉も今回初めて知りました。
ソウルに旅行に行くようになり、感覚的に日韓関係は良好だと思っていたのでこういう問題はなんか胸が痛いというか僕としては複雑な心境ですよね。
2010年放送での“日本の、これから日韓”の 世論調査でも韓国人の日本に対する好き嫌い割合は71%が嫌い（どちらかといえば嫌いも含む）だったわけですけど李承晩初代大統領からの影響も強いようですね。日本にリピーターとして旅行にくる韓国人はどう思っているんだろ？
僕なんかはもっといろいろな世代の韓国の人々（中国の人々も）に何度も日本に旅行に来て貰ってリアルな日本を知って貰えると考え方なんかも変わってくるんじゃないのかな？なんて思いますが・・・「日本が攻撃してくるー」って韓国国内で小学生が日本人の小学生をいじめるなどの事件が起きなければいいのですが・・・。
来年も解決されぬままこの問題が出るんだろうな。
尖閣諸島でも米国国務省報道官は「米国は尖閣諸島問題に関して日中どちらかを後押しすることはないとし、米国は尖閣諸島の領土主権を主張している国が平和的にこの問題を解決するよう望んでいる」と述べているようですし、外交って難しいね。
「拒否して行われない国際司法裁判所の存在って何なんだろう？」などとオリンピックの興奮もなんだか冷めてしまった今日この頃です。

蚊取り線香

夏になるとプ～ンと音をたてていつの間にか吸血鬼のように血を吸う蚊はやっかいなもの。
僕の家ではどこでもベープや蚊取り線香などを使って蚊を遠ざけています。
蚊取り線香は渦を巻いた香の先端に火を付け線香台や豚さんを模した蚊遣器（かやりき）に入れて使用することはきっと日本人であれば知っているのではないでしょうか？
浅田次郎先生の『つばさよつばさ』の「マラケシュのテラスにて」というエッセイで蚊取り線香にまつわるエピソードが綴られていて爆笑してしまいました。
運河に沿った小さな店で食事中、運河には蚊が湧いていて半ズボン姿の著者の足に群がっていたようです。店の主人が「あなたの悩みはたちまち解決します。こう見えても私は、大の日本通なのですよ」と言ったあと一箱の蚊取り線香を持って来ました。浅田先生はその蚊取り線香の思いがけない登場が嬉しかったそうですが、店の主人があろうことか十巻の蚊取り線香が入った外箱から焚きつけ、足元からやおらメラメラと炎が上がったというのです。
このエッセイを読んで海外ならではのエピソードに大いに笑ってしまいました。
蚊の多い夏、海外ではどのようにして蚊を殺虫、もしくは遠ざけているのかと思った夏の１日でした。

二次会はBARで

H・A・N・A・B・I 2012