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ガレージ「とんぼ玉」

愛機「TDM900A:千早」「XSR125:千景」「LTS125-C:千束」と共に歩むブログです。

房総美味いもの巡り(その2、その3)

2018-12-10 23:16:55 | 遠乗り道中記(「千波」編)
 前回に引き続き、「ぐるっとグルメ千葉」という美食本を参考に、また房総の美味いもの巡りへと出掛けます。

 本日の目的地は、外房は大原にある割烹店です。実はこの店、毎週火曜日の定休に加えて月に1回、水曜日が休みになるのですが、どの水曜日かは要問い合わせなんです。何しろ前日の夜中に訪問を決めたのと、数量限定の献立を食べるため、開店と同時に攻め込む予定だったので4分の3の確率に賭けたのですが、敢え無く惨敗してしまいました…(涙)。

 気を取り直して、次点の永田ドライブインへ。店員のお姉さんは獲れ立てで新鮮だと鱸を勧めてくれましたが、管理人は美食本一推しの定食と心に決めていたのです。お姉さんご免、次はお勧めにするからね。


<美食本一推しの中トロ定食>

 美食本によれば、鮪は丸ごと1本を仕入れているそうな。そして、実際に見ると一切れの大きさが本当に大きいのです!口の中で蕩ける大きな中とろを美味しく頂きました。



 その5日後、早くも雪辱を果たす機会が巡ってきました。また、前回は「千早」で出掛けたのですが、今回は美味いものに加えて秘境(?)巡りもしたいと考えていたので、より軽快で機動性が高い「千波」で出撃です。

 国道297号と同128号を繋いで南下し、最初に立ち寄ったのはこちら。


<鵜原理想郷近くの尾名浦海岸>

 実は、ここを訪れるのは初めてではありません。管理人が中学生の頃に始まり、何度か海水浴で来たことがあります。

 続いては、鵜原から程近い場所にあるこちらです。


<おせんころがし(お仙転がし)、名前の由来はここでは割愛します>

<孝女お仙之碑>

 この碑がある場所は行き止まりのようになっていますが、実は碑の先へも旧国道128号(正確には明治期までの旧々道)が続いているのです。廃道となった旧々道を最近踏破した人も複数いるようですが、管理人が目にしたその記録と画像は、何れも西から東へ踏破したものでした。そこで、現国道128号を小湊方面へ行き、日蓮交差点から旧国道128号(大正期)へと進入することにします。


<これはこれで旧道の酷道振りをよく残しています>

 そして、現国道128号との合流地点の直ぐ手前、向こうに見える断崖へと目を凝らすと…。


<崖の中腹に、それらしいものが見えました>

 現国道128号を横断し、その先へと続く旧道で大沢2号隧道を抜けて右折すると道は下り、大沢橋(上の画像で左側に見える赤い橋)の真下に出ます。そして、大沢橋へと続く階段の右脇を抜け、藪を掻き分け、設置されている柵を乗り越えていきます。


<急に視界が開け、混凝土に覆われた旧々道が露になります>

 ご覧の通り、防護柵等の類は一切ありません。嘗てはここを馬車や乗合自動車が往来していたなんて、俄には信じられませんね。左手の壁に身体を張り付けるようにして進んでいくと…。


<崩落した岩石や土が堆積し、行く手を阻んでいました>

 この先、碑がある切り通しまでは数十メートル程の距離であると推測できましたが、強行して滑落してしまっては元も子も、更には命も無いので(笑)引き返します。


<今来た方向を振り返ります>

 無事に大沢橋の袂まで戻ってきました。ふと足元を見ると、偉いことになっていました。


<これは小栴檀草(こせんだんぐさ)でしょうか、この後、取るのが大変でした>

 再び「千波」を駆り、国道128号で御宿方面へと向かいます。最初に立ち寄ったのは、岩和田の高台に聳えるこちらです。


<日西墨三国交通発祥記念之碑(通称:メキシコ記念塔)>

 ここを訪れるのも初めてではありません。管理人がまだ中学生だった数十年前、遠足か何かでここを訪れ、塔の前の広場でフォークダンスを踊りました(笑)。好きだった女子と手を繋いでどきどきした、甘酸っぱい思い出が甦ります(赤面)。

 続いては、メキシコ記念塔から程近い、絶景の海岸です。メキシコ記念公園から下りてきて東進すると右側に駐車場のような場所があるので、そこへ「千波」を停め、海へ向かって歩くと…。


<大波月海岸とロウソク岩>

 ここは、綺麗な日の出が拝めることでも有名な場所のようですね。

 大波月海岸の次も、またまた絶景の海岸です。ドン・ロドリゴ上陸地の近くなので、同所の駐車場を利用するのが良いでしょう。海洋生物環境研究所の先にある小道を進み、素掘りの隧道を抜けて海に出たところが目的の海岸です。


<小浦海岸>

 一見すると、先程の大波月海岸と比較して何の変哲も無い河岸のようにも見えますが、海岸から小川を遡り、土手を登ると…。



<二股に分岐した洞窟が海に向かって口を開けており、その開口部から見える景色がまた絵になります♪>

<小浦海岸の奥へ進み、洞窟の開口部を見上げたところ>

 房総の海岸はもう一通り行ったような気になっていましたが、まだ管理人の知らない絶景の海岸がこんなに残っていたとは驚きです。

 時刻も良い頃合いです。5日前、肩透かしを食った割烹店へと向かいましょう。


<割烹「かねなか」へは開店時間の15分程前に到着しました>

 暫し時間を潰し、開店時間とほぼ同時に店内へ。しかし、ここで店員から、或る衝撃の事実を聞かされます。この日は12時まで団体の貸し切りとなっているとのことで、12時半頃にまた出直すように言われました。まあ、仕方がありませんね。5日前に来たら定休日だったこと、数量限定の献立を食べたいことを伝えると、取り置いてくれるということだったので、帰路に寄る予定だった、もう一つの絶景の海岸へ先に行くことにしました。


<津々ヶ浦にある夫婦岩>

 夫婦岩と言えば、三重は二見興玉神社のそれが有名なものの一つですが、この夫婦岩も中々どうして立派ではありませんか。そして、向かって左側の大きい方は、その大きさや形と言い、岩の上部が草木に覆われていることと言い、まるで能登の軍艦島(見附島)のようですね。

 ここで時刻は正午前。近くに波の伊八の作品がある飯縄寺があるのですが、この日は早めに帰宅しなければならない事情もあったので、またの機会に寄ることにして、途中で給油をしつつ「かねなか」へ戻ります。団体客は既に退店したようで、客は管理人ともう一人だけでした。

 さあ、愈々一日3食限定の献立とのご対面です。


<波の伊八丼(プレミア版)>

 美味い、美味過ぎます♪ただ、プレミア版だけあって値段も2,800円(税抜)とプレミア、費用対効果は低いですね。「かねなか」では波の伊八丼が数種類あるようなので、次回は別の献立にしましょう。

本日(その3)の走行距離:219km
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