ツー2日目です。
やはり、ツー中は早く目が覚めますね(笑)。5:30に起床して貸し切りの朝風呂を堪能した後、屋内駐輪場で愛車とヘルメットを磨きます。昨日は雨にこそ降られませんでしたが、山の中を随分走行したので殆どが虫汚れです。万能ケミカル「プレクサス」でピカピカに磨き上げ、大(自己)満足。今日の午後の降水確率が50~60%であることは重々承知していますが、磨かずにはいられませんでした(笑)。明朝は、備え付けのスチーム洗車機を借りることにしましょう。
朝食後、9:00に「カイザーベルク穂高」を出立。県道55号から県道31号を繋いでひたすら北上した後、県道31号が折れるのに合わせて東進。県道36号を「鬼無里(きなさ)」方面へ入ると、TDMの本領が発揮できるクネクネ道へと表情が変化し、いよいよ標高を稼いでいきます。次に来るカーブの大きさをナビ画面である程度予測し、完璧なラインをトレースするI氏の後ろを追走すると結構なハイペースで走れてしまい、これがまた爽快!氏は「勘で走っているだけ」と言いますが、経験に裏打ちされた揺るぎ無い自信を見せられたようで感服の至りです。途中で小休止して、一寸色付いた紅葉を背景に1枚。
更に進んで行き、看板に従って少し道を外れると、見晴らしの良い「大望峠」展望台へ到着です。雄大な景色が眼前に開けます。後で知ったのですが、「大望峠」展望台の正面には鬼が一夜で造ったという「一夜山」が望めるとのこと。1枚目の画像、「大望峠」の立て看板のすぐ左側に見えるのがそれでしょうか?
程経て、「戸隠」へと到着。小腹が空いてきたので、蕎麦屋へ入ることで意見が一致します(笑)。前回I氏と来た「戸隠」では、「そばの里 二番館」へ寄りました。広い店内と上手い蕎麦やおやき、蕎麦茶が好印象だったのでもう一度寄るつもりだったのですが、すぐに見付けられず、そして「蕎麦ソフト」の張り紙に釣られて(笑)入ったのが「仁王門屋」というお店です。店内から駐車場の方を見遣ると、窓の向こうの紅葉越しに愛車が見えました。
新蕎麦の大盛を注文、900円也。蕎麦も絶品でしたが、小鉢に掛かっていた胡麻と胡桃の特製たれが美味しく、お土産に購入しました。そして食後には勿論「蕎麦ソフト」(笑)。蕎麦の実が練りこんであり、ナッツ系の香ばしい感じがして、こちらも美味しく頂きました。
お腹も満たされ、次に向かったのは「鏡池」。凪いでいる時は、戸隠連峰の山並が文字通り鏡のように湖面に映るらしいのですが、この時は漣が立っていて少々残念。池畔では、イーゼルを並べて絵を描いている人が沢山いました。
この先にある「戸隠神社奥社」と「戸隠流忍法資料館」はブログ的には外せないところ(特に後者 笑)ですが、前回寄っているので今回は素通り・・・。「野尻湖」を掠めて向かったのは、秘湯「燕温泉」。赤倉温泉街やスキー場を抜けた行き止まり、妙高山の深い谷間に湧く温泉です。
バイクを停め、先ずは、徒歩3分の「黄金の湯」へ。男女別になっていて、湯温は丁度良く、白濁して湯の花が漂っています。
次に、徒歩12分の「河原の湯」へ。割と平坦な道ですが、すぐ脇が断崖絶壁になっていて、柵等は全くありません。まあ、秘湯感は高まりますが・・・(笑)。こちらは混浴で、温めの湯温でした。日本海側から妙高山を越えて雨雲(!?)が移動してきていたのと、すぐ頭上に岩が張り出していて、しかも真ん中に亀裂(!!)が入っているのが見えたので、あまりゆっくりと浸かれませんでした。尚、「黄金の湯」と「河原の湯」はどちらも無料です。
帰りの妙高高原は濃霧でしたが、標高が下がるに連れて霧は晴れました。そのまま「野尻湖」へ向かい、湖畔沿いの周回道路を走ります。湖の東側で視界が開けて湖面とほぼ同じ高さに来た時、そこで湖上に伸びるコンクリート製の2本の桟橋を見て閃きました。「桟橋の上に愛車を移動して、写真を撮ろう。」私がTDMを桟橋に移動させて写真を撮っていると、それを傍観していたI氏もムズムズしてきたのでしょう(笑)。自分の愛車ブラックバードを隣の桟橋に移動し始めます。更にTDMも隣の桟橋へ移動させて、2台並べての記念撮影。中々良い写真が撮れました。
「竜宮崎」の展望台で小休止した際、これから帰る方向を見ると暗い雲が垂れ籠めています。まあ、50~60%の降水確率で、ここまで降らなかっただけでも儲け物。良しとしましょう。観念して、合羽を装着します。暫くして雨は降り始めましたが、雨脚は強くもなく、「カイザーベルク穂高」に帰還するまでは降ったり止んだりといった感じでした。
入浴後は自室でビデオ鑑賞。約20年前に嵌まっていたアニメを偶然見付けたので、ついでに洋画と2本を観てから眠りに就きます。
明日はツー最終日、いよいよ「とんぼ玉美術博物館」を訪れます。
本日の走行距離:258km