末娘と二人乗りをするのに当たり、後席での居眠り対策として、これまではタンデムツーリングベルトTBを使用してきましたが、前回お伝えした通り、末娘が思っていたよりも成長しており、窮屈になってきました。そこで、予てより温めていた或る作戦を決行に移すことにしましょう。
最近Amazonでも取り扱いを始めた、こちらを購入します。
<中華製折り畳み式肘掛け>
この肘掛けは、GIVIに代表される異形八角形の断面をしたアルミ製トップケースへの装着を想定しているようで、肘掛けの基部と取付金具にはそれぞれ角度が付けられています。しかし、高価なアルミ製トップケースに穴を穿つのは流石に忍びないので、「千咲」で運用中の、安価なワールドウォーク製リアボックス エクスクルーシブ(48L)へ装着することにします(まあ、アルミ製トップケースは抑所有していませんが…笑)。
ワールドウォーク製の当該リアボックスは複雑な曲面の組み合わせで構成されており、そのまますんなりと肘掛けを装着することはできません。そこで、肘掛けをトップケースの様々な場所へと宛てがい、肘掛けとトップケースとの隙間が一番少なく、且つ実用的な取付位置を探します。かなり面倒ですが、この作業が終われば難しい工程は殆ど無いので、取付位置の選定には時間を掛けました。位置が決まったら、覚悟を決めて(笑)電動ドリルドライバーで穴を穿ち、肘掛けと取付金具をワッシャーとボルトで固定したら完了です。尚、肘掛けとトップケースの間にはどうしても隙間が空くので、その分だけ長いボルトを別途用意する必要があります。
<トップケースへ折り畳み式肘掛けを装着した図>
<通常は邪魔にならないように跳ね上げておきます>
<二人乗りをする際はご覧のようにして使用します>
さて、実際に後席へ末娘を乗せてみました。仮令後席で寝て船を漕いでしまっても、タンデムベルトと比べて安心感は絶大ですね。尤も、丸っきり体重を預けてしまえるだけの強度があるとは到底思えないので過信は禁物ですが、それでも親子で二人乗りをするには現状で一番安心できる装備と言えそうです。