去る11月11日(日)、東京調布は味の素スタジアムにて開催された「東京ビギナーズバイク OUTLET MALL2012」なる催しへと行ってきました。ビギナーズとある通り、二輪を初めて購入する人を対象とした展示即売・試乗会です。当初は、二輪初心者(教習中)である職場の後輩K君が色々な二輪を見たり、試乗したりするという趣旨だったのですが、肝心の二輪教習が遅々として進まず(K君の名誉のために言っておくと、その理由は決してK君のやる気が無い「だけ」ではありません 笑)、免許の取得が間に合わなかったため、他の二輪部員が積極的に試乗会を楽しむことに趣旨替えしました(笑)。今回参加したのは管理人とK君、職場の後輩I君の3名です。
当日は、K君の四輪に乗り合って会場へ。少し早めに出発したお陰で、開場の数十分前には到着できました。

<開場待ちの行列>
開場したら、一目散に試乗会の受付を目指します。開場を待つ間に申込用紙の記入は終えていたので、運転免許証の確認をしたら、初回の試乗へ。管理人が1台目に乗ったのはこちら。

<FZ1 FAZER>
もう10年近くも前のこと。プレストコーポレーションの主催する試乗会で先代のFZS1000には乗ったことがあるのですが、FZ1 FAZERは初めて。そして今回は、K君とのタンデムです。
試乗してみての感想ですが、TDM900/Aのように最高出力が低目でその特性も穏やかな二輪、或いは絶対的に出力の低い原付2種に慣れた身にはかなり過激に感じられ、持て余し気味でした。その上試乗経路が狭く、所々に段差もあったので加減速がぎくしゃくしてしまい、K君には不快な思いをさせてしまったかも知れません。
FZ1 FAZERの試乗を終えたら、次の試乗をするべく再び試乗会の受付へと並びます。しかし、順番待ちの行列はかなりの長蛇となっていました。順番を待っている間、隣接する区画ではプロライダー小林直樹氏によるトライアルバイクの実演が始まりました。

<素晴らしい後輪走行>

<トライアルバイクをまるで手足のように操る、小林氏の妙技に脱帽!>
実は、この2回目の試乗会の受付までに思いの外時間が掛かってしまいました。その時間たるや1時間40分以上!これは試乗の受付方式自体と試乗時間の設定とに不備があったと断ぜざるを得ません。先ず、受付担当の人員が2人だけでは絶対的に足りません。機種毎に受付を設けるのが理想ですが、それは無理としても、どんなに少なく見積もっても5人は必要です。受付以外に車両の誘導等をする人員は余っていたので、彼等を受付に回すのが妥当でしょう。次に、試乗時間の設定についてです。今回は30台の試乗車を数組に分けて20分置きに運用していましたが、20分では間隔を空け過ぎです。試乗そのものは5分も掛からないのに、車両が遊んでいる時間が長過ぎると感じました。
今回管理人は4~5台は試乗しようと考えていましたが、この分だと2台程度が限界ですね。NC700XやNINJA400R、GSF1250Fや1400GTR等にも試乗したかったのですが、仕方がありません。受付を待つ間に2台目の機種を吟味することにしましょう。国内メーカーの機種に関しては今後も試乗の機会がありそうです。となると、必然的に外国メーカーになりますが、管理人にとってHARLEY-DAVIDSONは論外(笑)なので、残るはDUCATIの2機種(DIAVEL、MONSTER696)のどちらかになりますね。DIAVELの意匠には興味がありますが所有したいとは思わないので、消去法でMONSTER696となりました。

<MONSTER696>
MONSTER696は排気量や重量、動力性能は必要にして十分なのですが、出力特性はピーキーで少々気忙しい印象ですね。結局、MONSTER696も管理人と相性が良いとは言えないようです。尚、2回目の試乗は管理人が1人で乗りました。
さて、試乗会の方は上記のように散々でしたが、もう一方の展示即売の方はと言うとカワサキ車が多かったですね。これは、協賛する二輪販売店に偶々カワサキ系列が多かっただけなのですが、残念ながらK君のお眼鏡に適う機体とは出会えませんでした。その他、二輪用品の安売りもしていましたが、こちらも食指が動く物はありませんでしたね。
会場を後にし、折角なので大型の二輪用品店であるナップス世田谷店へと寄ってから、帰宅しました。
今回は残念ながら収穫はありませんでしたが、こういった二輪一色な催し物に日がな一日どっぷりと浸かるというのも悪くありませんね♪