ガレージ「とんぼ玉」

愛機「TDM900A:千早」「TDR125:千波」「LTS125-C:千束」と共に歩むブログです。

分断酷道で天空の里へ

2012-05-29 16:13:59 | 遠乗り道中記(「千早」編)
 管理人は不定休なので、当然黄金週間のような連休とは無縁ですが、偶々今月末に4連休が貰えました。その内の1日は、先月、悪天候のため中止となった職場の事務の女の子Hさんの二輪デビューと後輩I君の大型乗り替えとを記念したツーのリベンジに充て、残り3日の内の2日間を利用して、予てより行ってみたいと思っていた或る場所を訪れることにしました。つい先日、購読している某雑誌にその場所が特集されていたことも後押しとなりました。

 自宅を遅めの朝8時に出発し、東関道から首都高、東名道と繋いだら、折角の機会なので新東名道を走行することにしましょう。新東名道は、流石に新しい高速道路だけあって路面の状態が非常に良く、予てより言われている通り、カーブも少なくて快適な道でした。しかし、山間部を通るために高所を走行することが多く、特に橋梁上の強い横風には悩まされましたね。二輪で走行する場合は、より注意が必要かも知れません。

 浜松浜北ICで降りたら給油を済ませ、国道152号を北上します。そうです、表題の「分断酷道」とは、青崩峠と地蔵峠の2つの不通区間を残す、狭隘で急峻な国道152号のことです。暫く走行すると、天竜川沿いに出ます。


<河畔にて>

 更に北上していくと、有名な天竜スーパー林道の入り口の目印でもある、大きな灯籠がありました。


<橋を渡って真っ直ぐ進むと林道になります>

 天竜スーパー林道も走破してみたかったのですが、今回は行程の都合上、残念ながら諦めることにします。上の画像の橋を渡ったら左折し、県道285号へ。


<途中の橋の上で記念撮影♪>

 更に進むと、秋葉ダムが見えてきました。


<秋葉ダム>

<堤体上からの眺め>

 そのまま堤体上を走って国道152号へと復帰するのですが、この交差点は隧道内にあって見通しがとても悪いため、注意が必要です。秋葉湖を右手に見ながら、更に山の中へと入っていきます。草木隧道を抜けて国道分断区間を繋ぐ兵越林道へと入ると、全面舗装ながらも道は益々狭隘で急峻になっていきますが、それに反比例するかのように楽しさは増してくるばかりです(笑)。「千早」と共に林道を快走していくと、やがて静岡と長野の県境にある峠へと到着です。


<かの武田信玄が兵を進めたことが名前の由来と言われる兵越峠>

 更に林道を直走り、国道152号へと復帰。国道418号が見えたら、一寸道を外れて腹拵えをすることにしましょう。


<蕎麦処「信玄」>

<今回注文したのは地鶏蕎麦(笊)>

 その後、道の駅「遠山郷」で小休止したら、愈々今回の最大の目的地である下栗の里を目指します。別名日本のチロルとも呼ばれるそこは、最大傾斜38度もの山の急斜面に集落が存在し、正に天空の別天地なのです。

 国道152号を逸れて急坂を上っていくと、やがて眼前が開けます。そこは山腹の急斜面ですが、張り付くように家々が建っているのです。その家々の間を縫うようにして、右へ左へ「千早」を傾けて標高を稼いでいき、里の最高所へと到着。駐車場へと「千早」を停め、そこから徒歩で約15分の「おおぎびら展望台」へと向かいます。息を切らせながら山道を歩き、展望台へと到着すると、そこには…!



<ご覧のような絶景が広がっていました♪>

 さあ、これで今回のツーの目的は達成!?いえいえ、管理人が個人的に楽しみにしていた、もう1つの眺望があるのです。

 南アルプスエコーラインを走行してもう1つの目的地へと向かう途中、こんなものと遭遇しました。


<2~3万年前にできた隕石孔です>

<画像だと何だか良く分かりませんが…>

 それにしても、国道152号と言い、兵越林道と言い、この南アルプスエコーラインと言い、変化に富んでいて実に楽しい道ですね。走り飽きるということが全くありません。これらの道々を唯走るだけでも、目的としては充分かも知れません。そうこうしている内に、次なる目的地であるしらびそ峠へと到着です。割と有名かも知れませんが、管理人は未だ訪れたことがありませんでした。


<こちらも想像以上の絶景です(天気が一寸残念ですが…)>

 そろそろ本日の宿へ向かうとしましょう。道中、予約の電話を入れておいた「ライダーハウス R152」です。


<この日の宿泊者は、管理人だけでした>

<部屋は「やまは」です♪>

 夕食や入浴を済ませ、20時過ぎには就寝です。

本日の走行距離:442km
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通勤用装備品更新

2012-05-22 23:47:45 | 二輪用品雑感
 2ヶ月以上も前の話で恐縮ですが、先の雪中ツーで靴の防水が完全に破綻してしまったため、防水靴の更新を決意しました。当然、費用対効果の大きいコミネ製品を購入します(笑)。防水靴は主に通勤で使用するため、その価格と浸水し難そうな構造から、「モトファンゴWPライディングシューズ」を選択。また、防水靴の購入に便乗して、その他の用品も購入することにしましょう。使い勝手の良さそうな拳銃嚢型の「ライディングレッグバッグ1」を初め、これまた通勤用に「ライディングデイパック」と「ウォータープルーフライディングバッグ20」を注文します。

 しかし、防水靴とデイパックは完売、ライディングバッグも欠品中で次回入荷未定との返答でした。残念ですが、仕方がありませんね。完売及び入荷未定の商品は注文を取り消し、防水靴は同価格で同等品の「FTCライディングシューズ」を代わりに注文しました。それにしても、完売や欠品中等の情報は、HPへ速やかに反映してもらいたいものです。

 注文してから2日で商品が届きましたが、ここで不意の出来事が発生。防水靴の外箱に記載された寸法と、実際の寸法とが異なっていたのです。商品を送り返して交換を依頼し、5日後に漸く受け取ることができました。


<「BK‐061 FTCライディングシューズ」>

<「SA‐053 ライディングレッグバッグ1」>

 防水靴の性能については、管理人の通勤での使用状況を考えると、必要にして充分と言えましょう。拳銃嚢型のレッグバッグも、想像以上に使い易くて吃驚!良い買い物をしました♪

KOMINE コミネ/BK-061 FTCライディングシューズ
KOMINE コミネ/BK-061 FTCライディングシューズ


KOMINE コミネ/SA-053 ライディングレッグバッグ 1
KOMINE コミネ/SA-053 ライディングレッグバッグ 1

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ライディングレコーダーの不具合

2012-05-15 23:14:15 | 二輪用品雑感
 昨年末のこと。運用中のライディングレコーダー「MRS-250K Type‐S」が突然、作動不良に陥りました。電源を入れて作動音を確認後、暫くすると本体から警告音のような音が等間隔で聞こえてきます。「ピーッ…ピーッ…ピーッ…ピーッ…」そして本体を良く見てみると、電源LED(赤色)は点灯し、もう1つのGPSLED(青色)は音に合わせて点滅を繰り返していました。何らかのエラーコードと思われますが、詳細は分かりません。また、試しに記憶媒体を初期化してみましたが、同様でした。

 年明けに、販売元である「モーターサイクルドクターSUDA」を通じて製造業者へ確認を取ってもらったところ、ライディングレコーダー本体が記憶媒体を認識していないことを示す警告音であり、①記憶媒体自体が使用不能、②本体側の接触端子部の破損、③システムファイルの不具合が考えられるとのこと。早速、ライディングレコーダーを送付し、点検をしてもらいます。結果、記憶媒体を交換したところでは正常に作動しており、デバイスドライバー上の異常も確認できないとのことで、返送されてきました。尚、記憶媒体に関してはサンディスク製8Gクラス4までは作動確認ができているとのことだったので、念のためサンディスク製8Gクラス4の記憶媒体を購入し直し、使用することにしました。

 しかしながら改めて使用してみると、同様の症状(記憶媒体を認識しない)の出現に加えて、本体の作動を確認後に突然電源が切れてしまったり、録画映像の確認画面が桃色や緑色になるといった別の新たな症状も頻発するようになってしまいました。「モーターサイクルドクターSUDA」へ連絡を取り、問題のライディングレコーダーを再度送付して点検をしてもらいましたが、1ヶ月程経過しても作動不良の確証が得られず、結局新品との交換と相成りました。


<「MRS-250K Type‐S」の代替新品>

 その後約1ヶ月半、今のところ問題無く作動しています。
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TOURATECH Japan訪問

2012-05-09 23:33:04 | 二輪雑記帳(2011~2015)
 BMWのGS系を初めとした、多くのデュアルパーパスやクロスオーバー用の社外部品を販売する、独TOURATECH社。余り馴染みは無いかも知れませんが、以前に当ブログにて紹介した、「Numberplate Splash Guard」を製作・販売している会社です。しかし、昨今人気のクロスオーバースポーツの嚆矢と言える、TDM用の同社の製品はほぼ皆無といった状態です(怒)。

 唯一のTDM用製品(と言っても、数機種用の共用部品ですが…)として販売されているのが、南アKAOKO社の「Cruise Controls」です。


<KAOKO「Cruise Controls」>

 この製品は機械的にスロットルを固定して定速走行をするというもので、その存在を知ってからというもの、特にどういう機構になっているのかが非常に気になっていました。幸いなことに、TOURATECH社の日本に於ける正規代理店であるTOURATECH Japan(ツラーテック ジャパン)の実店舗が千葉県船橋市にあり、先日訪問してきました。


<TOURATECH Japan>

 件のTDM用「Cruise Controls」の商品在庫はありませんでしたが、他車種用製品の実物を見ることができました。しかし、製品の外観からだけではどのような機構になっているかが分からず、店員からは「摩擦」で任意の開度に固定できるとの説明もありましたが、詳細を想像することができませんでした。また、独本国の道路交通法では不適とされていることから、その場での注文は見送りました。今後、もう少し情報を収集しようと思います。

 尚、TOURATECH社の2012年度版型録を無料配布していたので、貰ってきました♪


<年々、厚みが増している気がします…>
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日本三大桜の1つを訪ねて

2012-05-02 17:11:42 | 遠乗り道中記(「千早」編)
 ふと、日本三大桜の1つである三春滝桜を見たくなり、開花予想や天気占い、管理人の勤務表と睨めっこをすること、約半月。開花予想が遅れに遅れ、図らずも黄金週間の真っ只中である4月30日に決行しました。

 滝桜の周辺道路は朝6時前には大渋滞するとの事前情報を掴み、自宅を夜中の1時に出発して朝5時頃の現地到着を目標にします。国道14号から県道8号、国道16号と繋いで、柏ICから常磐自動車道へと乗ります。この時間は流石に交通量も疎らなので、「千早」と共に快調に距離を稼いでいきます。あの悪夢の地点も、何ら問題無く通過。途中で磐越自動車道へと入り、目的の船引三春ICを降りたのが4時半頃でした。

 立て看板の案内に従って、滝桜を目指します。それにしても、沿道には桜の木が多く、然も今正に花盛り!否が応でも、期待が膨らみますね。しかし、滝桜までは渋滞こそ無かったものの、滝桜に至近の道路では既に数十台(!)の路上駐車の車列がありました…。邪魔にならぬような場所を選んで「千早」を停め、滝桜へ近付いていきます。




<流石、三大桜に数えられるだけのことはあります>

<ほんの少し、葉が混じっていますね>

<神々しいその姿>

<管理人的には、この角度が最も美しいと感じました>

 時間の経過と共に更に人が増えてきたので、早々に立ち去ることにしましょう。事前情報の通り、滝桜へ向かう道路は5時半頃には大渋滞していましたね。

 滝桜を堪能した後は、前以て調査をしてあった周辺の名桜を見て回ることにしましょう。先ずは、小沢の桜です。


<「千早」と小沢の桜>


<どの角度から見ても美しく、映画の撮影でも使われただけのことはありますね>

<正に満開♪>

 続いては、福聚寺(ふくじゅうじ)を目指します。しかし、ナビの案内に素直に従ったところ、福聚寺の裏手にある小高い山に案内され、結構起伏のある未舗装路走行を余儀無くされました…。



<見事な枝垂れ桜です>

 最後は、光岩寺(こうがんじ)の桜です。現地に行くと分かるのですが、この桜は断崖絶壁の上にあったりします。



<これまた立派な大木です>

 さて、沢山の名桜を堪能してきましたが、実はこの日、管理人は夕方から夜勤でした。まだ朝の8時前ですが、帰還しなくてはいけません…。往路と同じ道を辿ることにしましょう。しかし、復路は軒並み混雑しており、自宅へ到着したのは12時半過ぎでしたね。尚、常磐自動車道の中郷SAで「千早」に跨って停車していたところ、2~3歳の男の子が手を振ってきたので、(ヘルメットを被ってはいましたが)満面の笑みで手を振り返してあげました♪

本日の走行距離:570km
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