第35回バーサーロペット・ジャパンの歩くスキーが15日行われた。
忠別川の右岸堤防と河川敷きの平坦なコースを滑走した。
スタートしてからJR富良野線の鉄橋と氷点橋をくぐり、JR旭川駅裏を通過してクリスタル橋過ぎて忠別橋手前に折り返し地点がある。
20分少々で到達したが、堤防から河川敷きに直角に滑走するコース設定になっているため、さほどの傾斜では無いが、10km参加者約500名が通過した後だけあって、雪面が荒れているため転倒者が続出した。
10km参加者の後にスタートした約1,700名の5km参加者が通過するのだが、滑降が苦手な人が多いのか半数は転倒するので、一人づつの滑降制限になってしまったので、予想にもしなかった渋滞が起きた。
プラス気温のため雪質はザラメ状で、ボーゲンで滑降するためV字にえぐられた雪面は、溝の両側に雪が高くなっている状態では、短い距離の緩やかな斜面でも、滑降は難しい。
スコップで雪面の整備でもすれば、少しでも楽に滑られるのだが、怪我人が出るのを待機している救護関係のスタッフはいるが、雪面の整備に何も手をつけないのだ。
スキーを持って歩いて降りる人々が現れてから「自信のない人はスキーを持って歩いて降りてください」と呼びかけをしていたが、渋滞待ちの中には折り返し地点を通過せずに、斜滑降で河川敷に滑降して折り返し始めた人々が多数いた。
後30m先に迫った滑降順待ちのため25分のロスがあったので、ゴール到達の時間が大幅に遅れた。
100mくらいの間にスキーヤーが何百人もの順番待ちの渋滞は、異常事態で歩くスキーを楽しむイベントにしては、コース設定がお粗末だ。
順番待ちをしながら、安全に滑降できるコースの取り方をいろいろ考えていたが、短く緩やかな斜面であっても、どうして直滑降コースにしたのか理解困難だ。