Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

浮世絵版画展の鑑賞で気付いた事   

2007-04-28 22:35:13 | インポート
久しぶりに、保存状態良好な浮世絵版画を多量に鑑賞しました。

旭川美術館で、今日から6月7日まで開催の「高橋博信コレクションによるー浮世絵の華」展の開会式に出席し、その後約1時間184点の大判錦絵作品をじっくり鑑賞し、感動をあらたにしました。

国芳23点・英泉45点にも興味がありましたが、殆どが絵師国貞のもので「江戸名所百人美女」の内12点をそろって観ることができ、私的に新発見もありました。

多くは上下唇は半開きで歯もちらっと見えるのは、スケートの村主章枝が表現力豊かな顔つきがよぎって面白いと思いました。
鼻はややとがり気味で単純化され、目の開き加減やや広目で鼻側が尖って、横目と正面向きの異なる瞳が妖艶さをかもしだしている表現だと独善的に思い、より美人に見える表現の謎が解けたと思いました。

余話

○眠っているように椅子に座ったままの監視嬢の顔と美人がを見比べてみるのも、趣味が悪いが面白い。

○「定めによって照度を落としている」という主旨の説明書きがあるのに、入り口付近の作品には、明るい外光が入っていて意味がないし、40日以上さらしていていいわけがない。

○特設売店で販売されている絵はがき類には、展示作品のものがほとんど無い。

○カットの作法をあらかじめ来賓に周知させず、テープカット寸前に、マイクで参会者全員に知らせていたのは滑稽。

○カットの作法を「右手でテープを右手にハサミ」なんて、笑わえます。左ききの方の戸惑う所作が面白かったよ。



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