昼のTVで女優のインタヴューを何気なく見ていたが、その応答の語り口にさわやかな感じを受け、その場の雰囲気のいいのはなぜかと思った。
師と仰ぐ杉村春子さんの印象を「はんなり」という言葉で表現する部分があったので、改めて辞書などで調べてみた。
主に関西地方の言葉で「上品で明るくはなやかなさま」のことで、華麗で優美と表現している京都のWebサイトもあった。
出演の池内淳子さんは「じゃないですか」とか、イ抜きで「きれ・うま・さむ・・」とも「めちゃ」などとも言わず、はやり言葉に迎合していないし、無理で無意味な短縮語も寒い駄洒落も言わず、気品あるきれいな言葉をくずさずに終始していた。
演技で語っている様子ではない品位を感じ、まさにはんなりした人の一人だといいう印象を強く受けながら話を聞いた。
「はんなり」した人は、上品な所作や美貌がいいだけではなく、きれいな日本語をさりげなく語れる人だと思った。
いつもは俗な話し言葉の親しめる話し方も、今日は品格の差が大きいと感じた。
汚く下品ではやり言葉を売りにして連発するタレントの面白さは認めるが、TVの影響を考えると、日本語の美しさを大切にするはんなりとした人の話を聞けるのはうれしいものだ。
師と仰ぐ杉村春子さんの印象を「はんなり」という言葉で表現する部分があったので、改めて辞書などで調べてみた。
主に関西地方の言葉で「上品で明るくはなやかなさま」のことで、華麗で優美と表現している京都のWebサイトもあった。
出演の池内淳子さんは「じゃないですか」とか、イ抜きで「きれ・うま・さむ・・」とも「めちゃ」などとも言わず、はやり言葉に迎合していないし、無理で無意味な短縮語も寒い駄洒落も言わず、気品あるきれいな言葉をくずさずに終始していた。
演技で語っている様子ではない品位を感じ、まさにはんなりした人の一人だといいう印象を強く受けながら話を聞いた。
「はんなり」した人は、上品な所作や美貌がいいだけではなく、きれいな日本語をさりげなく語れる人だと思った。
いつもは俗な話し言葉の親しめる話し方も、今日は品格の差が大きいと感じた。
汚く下品ではやり言葉を売りにして連発するタレントの面白さは認めるが、TVの影響を考えると、日本語の美しさを大切にするはんなりとした人の話を聞けるのはうれしいものだ。