「拳銃をおあずかりします」のカレー

　大きな物置のような外観のカントリー風のレストランがある。
　旭山動物園へ直線で行ける道路脇の「OLIVE豊岡店」がそれ。
　ドアを開けると、白文字で「この町へ入る者は、ライフル、拳銃をおあずかりします。」と板の看板が目に入って、ギクッ。
　もう一つドアを抜けてライフルのモデルやジョン・レノンの絵(リトグラフ)が飾ってある空間の板張りを右に曲がると、西部劇を思わせる広いホールがレストランで、カントリーソングが流れている。
　ステージに星条旗が左右逆にさがっているのはご愛嬌だが、隣の部屋(「風と共に去りぬ」の写真がある）の約４０席とホールを加えると１５０席はあるだろう広いスペースで、周りは西部劇の写真やカウボーイハットなど、カントリーグッズが飾ってあり、西部劇の中にタイムスリップしたような雰囲気がしてしまう。オーバー・・・かな？

　数年前、四ッ谷の「旭川らあめん」オーナーの小森 豊さんから教えてもらった店だ。
　初めて食べたカツカレーだったが、驚くべきは大皿に並々のテンコモリのデカサ。これにバカが付く。
　勇気を出し気合を入れて完食したが、しばらくはカレーお預けか、と思ったくらいだ。

　１年ぶりの今日は小のカツカレーだが、これでも一般的サイズであり670円はウマイ。
　現在は繁盛していないのか、ランチタイムでも広すぎる店内のせいか、閑散としている感じだった。