チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

ベルンのキス

2013年03月09日 13時59分38秒 | Weblog
昼前にチューリヒを出発したインターシティは1時間弱でベルンへ。「学問的故郷」への8年ぶりの帰還です。

以前にも記したことがありますが、ベルン駅は折り返しになっておらず、しかも、ベルン大学本館前の大きな広場の地下をくぐるような格好になっているので、プラットホームが薄暗くなっています。


ベルンの駅ホーム。午前中に撮ったものです。次のチューリヒ駅と比べると違いがわかります。チューリヒ駅もこの日は曇天でしたが。


チューリヒ駅。

8年ぶりのベルン。駅舎の内部はかなり変わっていました。以前はなかったお店が出ていたり(スウォッチの販売店もありました。コープとミグロは両方入っています。以前はなかったはずのケバップも)、切符売り場(日本で言う「みどりの窓口」にあたるところ)の場所も移動していました。

しかし一番変わっていたのは、駅前のトラム・バス乗り場です。雨でも傘がいらないようにとの配慮なのか、単なるデザインか、乗り場全体に透明の覆いがかかっています。


(この2枚は、自分で取り損なったので、Wikimapiaから拝借しています。)

けれども、変わっていたのは駅周辺くらいでしょうか。後は、自分が知っているベルンの景色と同じでした。


左は、シュピタール通り(Spitalgasse)からKäfigturmを見たところ。右はBärenplatz停留所。ベルンの市内交通は赤色で統一されています。


マルクト通り(Marktgasse)から見た時計塔(Zytglogge=Zeitglockenturm)。塔は13世紀初めに遡ります。1191年に作られた町の西の端として建築されたとのことです。今では、ここからがベルンの一番古い地区だ、と教えているわけです。

ああ、何も変わらないなぁという感慨と共に、町の東端まで歩き、これまた懐かしい熊壕(Bärenglaben)を覗いてみようとしたら、そこでびっくり。熊壕は……(続く)

(おまけ)
ベルンに着いて、遅い昼食をコープのレストランで食べました。その時に飲んだのがこれ。



ベルンのビール会社Felsenauが作っている "Bärner Müntschi"。軽い口当たりのビールです。名前は「ベルンのキス」という意味。軽くチュッとした感じの味わい、ということでしょうか。