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チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

スイスビール

2005年03月05日 06時56分09秒 | Weblog
日本で飲むのが難しいという点では、スイスビールもスイスワインに負けていません。外国でも飲みたくなるほど美味いかどうかは別にして。

スイスでもビールにはそれぞれの本拠地があります。ベルンにはグルテン(Gurten)、フリブールならカルディナル(Cardinal)、そしてチューリヒには、写真の左側、ヒューリマン(Huerlimann)があります。右側のフェルトシュレスヒェン(Feldschloesschen) は、スイスのあちこちで売られていますが、本拠地はバーゼル近くのラインフェルデンというところです。ヒューリマンとフェルトシュレスヒェンは1996年に合併しており、ヒューリマンのビールも今ではラインフェルデンで作られているようですが(フェルトシュレスヒェンはこれまでに36のビール製造業者を吸収してきているそうです)。

思い出深いビールの一つが、フリブールのカーディナル。フリブール大学のドイツ語講座に通っていた14年前、カーディナルの工場見学というプログラムがありました。ビール工場見学といえば飲むのを楽しみに行くわけで、それは何とも楽しいひとときでした。一緒に行ったヨーロッパ人の連中、飲むこと飲むこと。挙句の果てに、見学が終ってからプールに泳ぎに行こうと言い出した奴がおり、僕も無理矢理連れて行かれました。泥酔している人間が泳いではいけない、などという日本の常識は、ヨーロッパ(そのときは主として旧東欧からの留学生だった)の酔っ払いにはまるで通用しないということがよくわかりました。

写真中央のビールは、コープの Bio Bier。ラベルが見えにくい?

 ほら。Bio マークがちゃんと。

有機農法のビールということで、ここまで健康にこだわる人もいるわけです。しかし、だったらそもそもビールを飲まないほうがいいのではないかという気もしますが。

今日は、この Bio Bier と左のヒューリマンを飲んでみました(どちらも初めて買った)。味は……確かに違うけど、こだわるほどのものではないようにも思えます。ワインと違って、それほど大きな相違はないように感じると言ったら、ビール好きのスイス人に怒られるかもしれませんが。

こういう「有名」ブランドものも、日本に比べれば安いわけですが(500ml の瓶で1本100円前後)、コープやデンナーのスーパーブランドものならその半額です。とにかくたくさん飲みたい方にはそちらがお勧めです。貧乏留学生出身の我が家も普段はスーパーブランドを選んでおります。

なおこれらの瓶にはすべて保証金(スイスでは Depot と言います)がついています。1本30ラッペンだから、27円くらい。