山水図鐔 安親
山水図鐔 安親
安親が出羽庄内より江戸に出てきた頃、比較的初期の作。安親は奈良派に学んでいるため、初期にはこのような奈良風の山水図を高彫色絵表現している。東の空に月が出ているころ、西には夕日が沈んでゆく。陰陽の交わっている空間を描いたもの。村人、旅人などを描いて人間の生活感を伴う山水図としている。奇岩に多宝塔、遠くの家、遠く流れる雲など、安親はまだ有名ではないはずだが、優れた感性と技術が窺える作品である。
山水図鐔 安親
安親が出羽庄内より江戸に出てきた頃、比較的初期の作。安親は奈良派に学んでいるため、初期にはこのような奈良風の山水図を高彫色絵表現している。東の空に月が出ているころ、西には夕日が沈んでゆく。陰陽の交わっている空間を描いたもの。村人、旅人などを描いて人間の生活感を伴う山水図としている。奇岩に多宝塔、遠くの家、遠く流れる雲など、安親はまだ有名ではないはずだが、優れた感性と技術が窺える作品である。