山水図鐔 東雨
山水図鐔 東雨
土屋安親の、中国の水墨画を見るような、鉄地一色の素材に薄肉彫表現からなる作。それほど肉高く彫り出しているわけではないのだが、遠近感があり、霧に浮かびあがる奇岩、かすかに見えるのは夕日だろうかここだけが銀象嵌、遠くの天を突く鋭い山も霧に浮かんでいるようで、その立ち込める霧の中からすうっと滑りくるように小舟が現われた・・・といった風情。全体に施されている石目地が、空気感を生み出す大きなポイントであろう。
山水図鐔 東雨
土屋安親の、中国の水墨画を見るような、鉄地一色の素材に薄肉彫表現からなる作。それほど肉高く彫り出しているわけではないのだが、遠近感があり、霧に浮かびあがる奇岩、かすかに見えるのは夕日だろうかここだけが銀象嵌、遠くの天を突く鋭い山も霧に浮かんでいるようで、その立ち込める霧の中からすうっと滑りくるように小舟が現われた・・・といった風情。全体に施されている石目地が、空気感を生み出す大きなポイントであろう。