稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

最終日 アテネ リカヴィトスの丘から

2015年06月26日 | 
 いよいよ最終日。
 メテオラからアテネへ350キロを走る。

 ギリシャの観光バス
 ギリシャの観光バスは日本のそれより座席数が少ない。
 体の大きい欧米人向けに座席の前後の間を広くとっているようだ。

 乗降口は前後2カ所。
 これだと全員の乗り降りが早い。

        

 日本では、バスガイドが乗り降りに伴うバイクや自転車との接触事故などに注意する。
 その意味で2カ所からの乗降は安全管理上むずかしいのだろう。

 この国では自己責任のようだ。

 実際、この国では事故が起こったとき、シートベルトをしていなくて負傷すれば、乗客自身の責任とみなされるそうだ。

 外国全般ではそうなのかもしれない。

 トイレの扉
 途中のドライブインでトイレ休憩。

 ところがこのトイレ、男性用小便器がない。
 全部座るタイプの便器。

 困るのは扉がみな閉まっており、中の様子がわからないこと。
 日本のような「使用中」の表示がないのだ。

        

 同行の一人のおじさん、扉の下をのぞきこんで確かめてるよ(写真左)。

 いやはや、トイレというのはお国柄が出るものだ。

 レストラン
 アテネに戻り、プラカ地区で昼食。
 観光客でごった返す活気のある一角。

        

 ギリシャで気づくのは、レストランやカフェなどはどこでも道路を占拠。
 京都市なら市の建設局あたりがすぐ行政指導にやってくるところだ。
 が、ここでは公認されているように見える。

        
         ( 地方のレストランの一例 ここでも階段状の坂道を占拠 )

 この日頼んだのはポーク料理。
 野菜を切って並べた前菜に続いてメイン・ディッシュ。

        

 敷き詰めたポテト・フライの上にポークがドンッ。

 あとはデザートのフルーツ。

 食事はどこでもシンプルで品数が少ない。
 味はみんなコッテリと濃い。

 うまい・まずい以前に、こんなものを食べ続けていると体を悪くするのではという懸念。

 そういえば、バスの運転手もミニ小錦のような人だった。

 リカヴィトスの丘にて
 アテネ市内、標高277メートルのリカヴィトスの丘へ。
 ここからアテネ市内が一望できる。

 パルテノン神殿もむこうに。

        

 ひとつ思ったのは、想像以上に乾いた痩せ地に見えるギリシャのこと。

 四大文明がみんな大河と肥沃な土地をもっていたのに比べ、この地は実に対照的。
 にもかかわらず、ここに古代ギリシャの文明を築きえたのはどうしてだろう?

 そんなことを思いながら、空港に向かう時間がきた。

 まだ見ていないものも数多くあるが、それもやむなし。

 さらば、古代ギリシャの残像たち。
 
         

                                 ギリシャ旅行 おわり
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