よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

奇妙な実。

2020年01月09日 | 農家の風景。

冬らしく、ちょっとまとまった雪。雨まじりのベタ雪。

こういうのが一番きゃっぽり(この辺では履物に水が入ることをいう)して嫌な雪。


名取の三浦くんから教わって始めたオヤジのせり。今年はとても出来が良い。お見事。

年末から阿部さん夫婦とともに奮闘しています。


先日、七草とはいきませんでしたが、このせり使ってお粥。

久々に食べたけど、お粥、すっきりしてとてもうまかった。

正月モチ食い過ぎで不調だったのでことさら。

昨秋から年末までネット動画で中国の「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」というドラマを観た。

86話と超長編だったけれど、久しぶりに面白いドラマだった。

諸葛亮を描いたものは多いけれど、唯一対抗出来た司馬懿仲達という人物に興味があったのがきっかけだった。

そのドラマで頻繁に出てきたのがお粥を食すシーン。とても旨そうに食べていたのが印象的。



そういえば今年はまだ作っていなかったと、急に食べたくなり干し大根ではりはり漬を仕込みました。

醤油、ザラメ、純米酢を煮たたせ、だし昆布となんばんを細かく切って

切った大根に熱い漬けだれをかけて置くだけ。

出来上がりが楽しみです。



午後は小雨になってきたので山へ。

粉砕機にかけれない倒伏腐食竹をひたすら集めては積み、集めては積む。

スカッとした景観にしたいので、早く分解するようにとちょっと積んでは飛んで足で押しつぶして。

10メートル幅で下から登ってきて、ようやく山頂が見えてきました。




チェンソー担いで山へ入る道すがら、ふと地面を見ると、奇妙な実。

何気なく目に入ったので最初「うぉ!」とヒトデかと思ってびっくりしました。

そんなハズはないのだけれど・・・・。

どうにも気になって持ち帰り、数年ぶりに図鑑を開いてみると

「クサギ」(漢字だと臭木)

という実に似ている。その名の通りカメムシのような匂いがあるそうな。

実は染料にも使えて浅黄色に染められるらしい。

今度は木を探してみよう。



風景を作る。

2020年01月07日 | 農家ブランド


竹林は気持ちがいい。

震災以来の習慣とはいえ、虫に悩まされず身体を動かし、

作業しながら色々モノゴトを考えるのはとてもスッキリとする時間。


全面積は東京ドームの半分くらいだが、昨年から手をつけている地帯がもともと竹林だったところ。

間伐作業は地獄。

というのも竹は、これでもか、と酷いところは隙間も作らず生えるほど密に生え、

いよいよかなわなくなると周りに侵食して面積を広げていく。

なので、竹の密度に加えて枯れたものもどんどん倒れているので歩くのもままならない。

なのでここ数日はまず枯れた倒伏材をひたすら手作業でまとめ、

粉砕機が侵入する動線を考えながら間伐のための作業スペース確保。

地味だけどチェンソーよりも粉砕機よりも大事な仕事。

昨年でなれたのか、今年はあまり苦にならず、間伐終わった風景を想い描きながら。

よっちゃん農場を始めた時から変わらず、今年も目標とする佐藤農場を念頭に

打倒・佐藤農場!!の精神で、

風景を仕上げます。





加工場も徐々に動き出し、山も当分は夕方ちょこっとが続きます。

今年は中国のとうがらしも栽培してみる予定です。


明日からはお弁当も始まります。



2020年。

2020年01月05日 | 農家ブランド

早いもので、年が明けて5日。

今年もどうぞ、よっちゃん農場をよろしくお願い致します。




年越しは弟一家がやってきて、今年はカミさんががんばる!と、手作り料理で年越し。

岩手、とおの屋・要のどぶろくを弟と呑んだ。うますぎて油断し、一気に効いてグロッキー。

年明け元旦は朝から杵と臼を引っ張り出して餅つきしました。

覚えてて欲しいとか、云々よりも、自分でついたモチって美味しい!を感じてほしくて。



正月はのんびりし、漫画を読み、テレビを見、いい加減に疲れて昨日からぼちぼち始動。

年を越してしまった残り仕事から。ラー油、一味用の鷹の爪吊るし。

春まで寒風でじっくり乾かします。



今日は山へ。

これからがっちり本番の竹間伐。秋からなまりきった身体にはこたえました。

徐々に引き締めていきます。


来月の一番寒い時期、また竹やぶ会議〜間伐湯治〜やります。

興味がある声が多いので、早めに告知します。



今年はなんといっても、たけのこ。

掘りたてをしっかり届ける販路を作ります。

昨年だいぶ試行錯誤した干したけのこもたくさん作れるように、

まずはシーズンの2ヶ月を乗り切れるよう、オフの今から身体を鍛えます。


そして今年、大きな取り組みとして、幼稚園の給食をお任せ頂けることになりました。

願ってもない申し出をいただき、本当にうれしい仕事です。

まずは一年、本気で取り組みます。


今年も楽しくなりそうです。