昨夜は久しぶりに底冷えのきつい夜だった。
メルは火の番に忙しい。薪をくべてくれると喜んでごはんのグレードを上げてあげるのだが。。。
そんな中、登米から鎌田くんがやってきた。
彼は昨年春に東北大を卒業し、農業を職業に選んで頑張ってる。
いずれは、彼は農業に加え、林業、畜産の複合経営を夢に一歩一歩進んでいる。
一年現場をこなして、一回り、いい意味で荒く、がっしりとした雰囲気になってきた。
そんな彼がうちに興味をもって遊びに来てくれた。
ほぼ20年、年齢にすると違いはあれども、あれこれ話していると目指すイメージはおんなじだ。
経済的にのみに豊かさがあるんじゃない、と根本的に思ってるので、
話の途中で「将来ね、、こういうふうに、、、」と話す中で出て来た「ブランディング?」という言葉に、
意味とすればそういうことなんだけど言いたくない言葉というか、思わずお互いに笑ってしまった。
何が豊かなのかと突き詰めれば、うちで言えば唐辛子を一生懸命育て、加工して商品にする。
今の時期ならセリだったり、うまい筍がたくさん取れるように竹を間伐したり、、、
それで買って頂いて生活してるわけだから、お金を稼ぐための仕事であることは間違いない。
んでも、その前に、天気を心配したり、畑で大汗流して草をむしったり、冷たい雪をがまんしたり、、
そういう日々の生活実感が好きなんだ、ということ。
その結果として作ったもの、魂をこめたもので生活したい、と強く思ってる。
そういうことだから、時間があれば、仕事という枠の外に興味もやるべきこともたくさんあってきりがない。
農業が他の産業とは違うのはそこかなと猛烈に思う。
これは言葉ではなくって話して感じてもらわないと、なかなか伝わらない。
鎌田くんも「気づくと世の中的には”変わった人”が自分の周りに多いんですよね」と笑うけれど、
そこにいるという営み、実感が、おらもとっても貴重だと思う。
どうやったら「観てほしい」と伝わるか、わからないけれど、、、と紹介している舞台「屋根」も、
ここの部分をとっても、強烈に、問いかける作品です。
こうだ!と伝えられることではないので、こうやって伝えていきます。
見たいと思ったらまだ間に合いますので、チケットお問い合わせ下さい。
「富良野Group大崎公演実行委員会 HP」
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熊本出身の海山新聞ばっぐ仲間の黒田さんから里帰りのお土産にと、
いちど食べてみたかった「からし蓮根」を頂きました。
ま~~~~、辛いっ!!
唐辛子とはまた違った辛み。
んでも、、、こういう味、好きなんです。