よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ポリシー。

2011年11月15日 | 自営業

今日はめっちゃ寒い。

一日直売所グリーンアップのレジ当番で過ごす。
今日明日と、地元の互市に併せての直売所イベント。

早朝から店では準備。






創業して14年。
場所的にほぼ地元のお客さんに支えられて来たお店。
運営も農家の集まり、自分らでやっています。
小さい店ですが、やはり色々見て来た中でも「直売」という意味では完成形に近い、誇れるお店。

パートさんもレジや事務仕事で雇用してますが、
なるべく日常のレジ当番(ほぼ月に一度回ってくる)をやり、
イベントも班分けで区切り、自分たちで目玉商品を作って毎回盛り上げる。
自分の店だと言う想いがあるから、出来る事を必死に考える。
とても地味。
けれど、その気持ちがお客さんにもしっかりと通じているのがわかる。


一方、ウチの町には大きな道の駅もある。
そこの直売所出荷組合での大きなイベントも先日今年の最終回を迎えた。
ありがたいことに今年も沢山のお客さんに来て頂き賑わった。

採ったばり市という出荷組合イベントを打って二年目。
その実行部隊に居ながらにして、今年も成果も反省も盛りだくさん。
難しい部分としては、母体となる組合員が250名ほどと多い事もあり、
意思の疎通が難しい。
そして一番は自分たちで運営していない事が、悪い部分を消せない原因でもあり
良い部分を出し切れずに留まっている原因。
大所帯の組合員、そしてさらに道の駅全体の運営母体である会社の存在…。
外に原因を探せばいくらでも出てくるが。


会社も言っている通り、ウチの道の駅の集客ポイントは直売所にある。
では、直売とはなんだろう。
それはやはりグリーンアップのように、生産者とお客さんが繋がれるかどうかだと思う。
道の駅はスーパーでもないし、作っていないものを無理に品揃えする必要もない。
この地域に根ざした商品を並べるところ。
お客さんがわざわざ足を運んでくれるのはまさにその「個性」があるからだ。

商売という事でいうならば、お客さんも安心して買い物出来て、作る人も数字が見える。
その繋がりが作れるかどうかが、正に肝。目先ではなくこれから長い商売を考える我々の年代は特に、だ。
私個人でこれまでやって来た事もそういう関係作り。
だから今夜もおかげさまでご飯のお代わりが出来た

それが土地に関係ない商品が入り「なんでも揃っている店」では、単発的で。
便利ではあるけれど道の駅である必要が無くなってしまう。

なにがその店のポリシーか。。
それが見えているんだから、来年は細くとももう少し尖ったやり方も試してみたい。
出来る事を、出来る仲間と少しずつ拡散していこうと思う。
この土地にも沢山おもろいオバちゃんおじいちゃんがいる。
そんな個性を広めたい!

メルは元気っす。

2011年11月14日 | Weblog

忙しい合間を縫って通ってくれる大工さんも一区切り。

今週からは畑に集中。
とうがらしの撤収、の前に親父の大根収穫&干し作業に三陸タカちゃん夫婦が大活躍しています。
平行して週末までにゆうちょ銀行の第二弾イベントの為の納品、ラー油1800本もあり、
いくら時間があっても足りない。
「キーっ!!」
と、思わず叫びたくなるほどの毎日が続いています。


最近、
「メルは元気!?」
と聞かれる事が多いので、今日は元気な姿をお見せして終了します。

冬に備え、飼い主同様に太って来てます。。。
猫の手もかりたい!…顔を見る度に思うんだけど…憎たらしいほど平和な顔してほぼ一日寝ています。。

パン屋さんとコラボ。

2011年11月06日 | 自営業

2日目にして最終日。
残念ながら午後は雨
売上にも雨が降る



通路を挟んでお向かいに天然酵母のパン屋さん「青い虹」。

昨日うまそぉ~と吸い寄せられる様に買い、ついでにご挨拶をすると
なんと「よっちゃん農場」を知っててくれて、ファンだよぉ~私!と嬉しい初対面に。


実は2年くらい前にテレビで見て探しにいった事があったが、
とうとう場所が分からずに断念…という事があった。



そして今日、嬉しい事に、我が家の「炭焼きなんばん/みそ」を使ったパンを作ってきてくれたのでした!

どれどれ…と一番客になり購入してみると、おいしい。ほんとに。
みそとチーズのバランスが絶妙で、後味にホントに僅かにピリッとくる感じがいい。

我が家のを使ってくれている、
と思うとお向かいながら「残ったらやだなぁ~」と気にしていると、早々に完売。ホッ

で、店じまい後にご相談申し上げたらコラボを快くご了承下さいまして…。

今年最後の勾当台公園、10日の「朝夕ネットの定期市」にて限定販売しま~~すっ!
ぜひともお試し下さいまし。

今後に向けて収穫の一日でした。


産業フェア初日。

2011年11月05日 | Weblog

今にも雨が落ちて来そうな曇天。
けれどもその分暖かく、期待を込めた産業フェア初日。



我々のような人が集まるブース、そして地元企業の紹介など、
古川地区の産業をまるごと紹介!のイベント。







うちは地元の仲間が主催する生産団体「ふたば」と一緒。
メンバーの直子ちゃんのハンドメイドな掲示物がナイス

初開催という事で市役所に勤める同級生からもお誘いを受け、どんなものかと参加してみた。
ん~~~…という感じ。

こういうイベントが一番難しい。
仙台圏でも近い雰囲気のものがあったけれど、年々尻すぼみになってきている。
イベント自体の目的は地元の色んな人、会社、取り組みの「紹介」なんだろうけれど、
もっと「先」を小さくともハッキリさせないと、参加者のメリットとしては中々厳しい、と思う。
でないと、
お客さんも、目的がなんだかわからないままとりあえず来てみましたけど。という雰囲気になってしまう。

とはいえ初回!もっともっと良くなる事を願いつつ、一生懸命今年最後の「よっちゃん焼きそば」焼きました。
また、いつもとは違う「地元」のお客さんと沢山話せた事は大きい。
今後はもっともっとそんな機会を増やしたい。



うれしかった再会がひとつ。
とあるおばあちゃんが、うちのブース前でジーッと私とカミさんと商品をクルクルと確認する様に見ている。
声をかけると、なんと数年前、シルバー人材に仕事を頼んだ時に我が家で仕事してくれたおばあちゃんだった!

こっちは「ばあちゃん今も一生懸命働いてて丈夫で何より!」とお話すると、

ばあちゃんは、「働きに行った時に『うちの商品これなんだ!』とお土産にもらったよねぇ~。
         なんと元気にがんばってんだねぇ~。うまぐいってんんだねぇ~。」
と懐かしがってくれた。

今はアチコチの農家に唐辛子栽培を頼んでいるけれど、
始まりの頃は全部自分の畑で作ってた。
収穫作業がまー大変で、最盛期は毎日シルバー人材の方々10人くらいに来てもらってたなー。毎日が目まぐるしく戦争状態だった。。。
懐かしい。






夜、帰ってくると、床の下地が出来ていた。

救世主!棟梁来る。

2011年11月04日 | 自営業

なんか…相変わらず忙しい。

そういえば書いていなかった気が。
復興プロジェクトで縁があり、避難中から、よっちゃん農場で度々お手伝い頂いていた
三陸のタカちゃんが近所に落ち着く事になりました!
会った瞬間の事は今でも鮮明に記憶にあり、よっちゃん家にぜひとも力を借りたい!!
と思った人なのでとにもかくにもうれしい事!

で、そのタカちゃんも引っ越しが無事に終わり、生活も落ち着いてきたので
来週から来てもらいます。もう来てもらわないとこっちが死んでしまいそう


で、昨日。夏前からお願いしていた近所の大工さんが顔を出してくれて、
修理箇所の下見に。そしておもむろに
「明日まで片付けでもらえんだごったら、明日から入るよ!」
と。

今は大工さんとっても忙しく、これを逃したらもう今年は無理かもしれない!
「んで、片付げっから!明日からお願いします!」
もう午後からカミさんと二人で片付けました。


我が家は古民家で古い作り。木と土で出来ています。
今回の地震で、西側二間の被害が酷く、これを修復。



今日は朝イチで棟梁を筆頭に三人づれで畳をはがし、床板をはがし…、で、構造材が露に。



水平を測ってみるとかなり西側が沈んでしまったようで、ジャッキを持ち出して片側を持ち上げる大工事に発展。
ウチは茅葺きに被せているので、かなりの重量。
それが持ち上がるか…と思ったら、完璧ではないにしろ…上がるもんですねー。
ここで初日終了。

こういう大工さんの仕事は見ているだけでも面白く勉強になるので、
今回も「いち手間人」として参加したかったのに、仕事が忙しくて無理なのがホント残念




一方、夕方は予定していた「農商工連携セミナー」の受講生の方々、
とはいえ学生とかではなく、さまざまな仕事をされている方が来訪。

バタバタと家の材料が点在する中で、畑を見て頂き、
内がごちゃごちゃなので寒い中外で一時間ほどお話をさせて頂く。
受講生の方々のツッコミもほどよく、時に笑いを頂きながら、前回よりは少しは上手にしゃべれた気がする。

今度こそ夜の懇親会にも行きたかったけれど、所用で断念。残念。


明日から2日間、古川の産業フェアにて今年最後の「よっちゃん焼きそば」焼いてます!


今月もやるぞー!