よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

青田さんによる四里四方の経済学の教え。

2012年06月13日 | 復興プロジェクト

青田さんから電話を頂く。

「昨日話してたまめご飯作ったから寄ってぇ!」

とのこと。

息子Y君とFacebookで繋がっており、彼が投稿していた「まめごはん」がウマそうだったと昨日話してたら、作ってくれた。




使う豆は「絹さや」。さや全体が黄色くなるほどになったら収穫して使う。
わがやで今年沢山収穫中のスナップエンドウでは"味が出ない"とのこと。

確かに。

いただいてみると、まー美味しい。おこげ付きがまたたまらない!


青田さんの話は面白く、行くとついつい長話。

今日は私の海山教室を中心としての考え方を話し、
また地域価値をどう作ったらいいか、という辺りの相談もさせて頂く。


お金を稼がなくてはならない、という部分と、足元でじっくり、という部分での葛藤を理解してくれました。

ここでも何度か書いているけれど、私の根本でもあり、目標とする形は「ブツブツ交換」的世の中。
海山教室もそうです。

青田さんも面白く聞いてくれた。
そして、おじいちゃんから言われてきたことだ、として話してくれました。

「博之くん、私はじいちゃんから"四里四方の経済で物事考えろ"と云われてきたんだ。
 昔は今と違って生活圏が狭かった。
 そんでもって基本はブツブツ交換だったから、
 ウチは誰と誰と誰に米を売るんだ
 そして誰と誰と誰から何何を買う。
 相手が見える範囲で経済が動いていたの。

 それが時代が移るにあたり、欲があるから欲しいという人に応えれるように
 ・作付を増やそう
 ・供給できる体制をつくろう
 という考えが出てきたら、それは百姓の生き方から離れて企業的になってしまうんだよ。
 そうすると、本来持っていた"百姓としてのユタカサ"を少しずつ失ってしまう。
 そこが大事なところなんだ。
 あまりにも" 生きる"という事から人が離れてしまって変な世の中になってしまった。
 俺はそう思う。」

とっても腑に落ちたし、これからやろうとしている海山教室へのヒントを頂いた気がした。
今がダメだから昔に戻る、というのではなく、今の時代にあった方法をさがす。
間違ってない!と自信にもなりました。

唐辛子を育ててもらっているという以上に、私にとって得難い人であり、
とってもありがたい時間です。




絶対に海山教室にも呼びたい。お楽しみに。


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