自分の作った肌色で顔を塗り進めていく。まず、鼻を塗る。鼻だけでも、何色かの肌色を作り塗り分けてみる。同じ肌色でも、水を加減すると違う色に見えてくる。
次に、ほっぺたを塗る。ほっぺたを触ってみる。頬骨の辺りが膨らんでいる。骨が内部分は柔らかい。その一番高い部分は、肌色を水で薄めて殆ど白いほっぺたにする。そうしたら、その色に作った肌色を足していって、だんだん濃い肌色にしながらその周り . . . 本文を読む
毎年、授業研究の会で「私の顔」の実践が報告される。だから、下絵の描き方については、いくらかのノウハウが共有されてきた。
しかし、まだまだその後の彩色については、「これだ」というような決定だがない。みな、試行錯誤しながら、悩んでいる。せっかくの下絵のよさを、より引き出すにはどうしたらいいのだろう?
私も、何年かぶりに自画像の授業に取り組んだ。
4年生になって、初めて絵の具を扱う。昨 . . . 本文を読む
2.14 50回浜松授業研究の会
ランドセル 6年 川村先生の実践
感謝することを題材にして描いた。あと少しで卒業。6年間でくたびれたランドセル。いろいろな思いがつまっている。
描きたいところから描く。なぜこの大きさなのか?時間がない。
水野さん:自分はこんなに描けない。 細かいところまでよく見ている。子どもたちは発見して話し合っている?立体的に捉えられない . . . 本文を読む
2.14 50回浜松授業研究の会
34年複式 自画像 正委先生の実践
正委先生の話絵を描く前の構えとして、家の人に、自分の顔は誰に似ているのきいてきた。目から描かせた。大きさを指定した。目が一番難しい。
いきなりでは難しい子がいるので、余分な紙で一度練習させてから画用紙に書かせた。影を自分たちでいれさせた。1.2学期に上靴などで、またコンテで影を伸ばす練習もしてきている。子 . . . 本文を読む
石井先生が、授業のあるべき姿について、今までの実践の手の内をさらけ出して語ってくださった。あまりにも私たちの実践とレベルの違ったものだった。ああ、授業次第で、子供とは、ここまで純粋な姿になり、ここまで追求する子供になるのかと恥ずかしくなる。子供のレベルがどうの、最近の親はどうのと、ごたくを並べる前に、もう一度初心に返って、教師のいろはから、純粋にその道を進まねばと思い知らされた。
1年生 桜 . . . 本文を読む
50回浜松授業研究の会 2月14日
石井先生の実践を見せていただくことができた。カルチャーショックを感じた。こんなすごい子供たちが実際にいるのだと。それは、教師のちからで、1年でこんなに変わるのだと..
図工 かさこじぞう (2年生)
石井先生から、次のような説明をしていただいた。
お話を読んで、国語でおじいさんの気持ちを話し合った。そして、おじいさんと . . . 本文を読む
図工は子どもの個性を伸ばす教科。だから、それぞれの「思いを表現する」ことを大事にしています。教科書には、すてきな友だちの作品例の写真が並んでいます。そうした作品を取り上げ、「この作品をどう思いますか。」と尋ねれば、子供たちはそのすばらしさをたくさん語ることができます。
そして、創作意欲を高める導入を行った後に、「こんな作品を作りましょう」と教師が語りかければ、だれもがわくわくしてすぐに取り組んで . . . 本文を読む
授業が滞ることなく、一つの気づきが次の気づきを呼び、生き生きと連動していくことを、展開と呼びます。子供たちとともに授業をしていて、心から楽しいと感じる時があります。そうした時は、知らず知らずのうちに、授業が展開しているときです。
ということは、意図的に展開する授業を仕組むことができたら、教師も子供も毎日の授業が楽しくて仕方なるということです。どうしたら、展開する授業ができるのでしょう。
授業が . . . 本文を読む
授業は、子どもたちが、教師・友だち相互、それから教材と出会う場所です。
何事も、当たり前だと思っていては気づきや学びはありません。立ち止まって、「おやっ」と思うところから、追求が始まります。
私たちの身の回りの全ての物は、立ち止まってよく見てみると、実は味わい深いものです。おもしろい形をしていたり、質感が他の物と違ったり、見る方向によって見え方が違ったりします。しかし、その「ちょっと立ち止まる . . . 本文を読む
音楽でも体育でも、数多く、ちょっとずつ色々なことに取り組んでも、あまり効果はありません。もちろん図工でも同じことが言えます。
数の多い少ないではなく、誠実に全力を出して一つの作品を追求することで子どもは育ちます。そうした態度を子どもたちに養わなくてはなりません。すると、どんな題材を与えるかが大事になります。
1、何を題材に○ その時期の子ども達の心を深くとらえるもの○ . . . 本文を読む
子どもたちは、小さい頃から絵を描いています。わざわざ図工を学ばなくても絵は描けます。なのに、なぜ教科として学ぶのでしょう?
その答えは2つあります。1つめは、子どもたちのさらに上達したいという気持ちに応えるため。もう一つは、そのことを通して子どもたちを成長させるためです。
絵を描くことは楽しいことです。ほとんどの子どもが図工を好きな教科としてあげます。子どもたちは満足する作品を作りたいと思って . . . 本文を読む
12月 授業研究の会 みどり先生 自画像の実践を教えて頂きました。1年生の絵: 色コンテ 黄段ボール紙 とても、1年生の絵とは思えません。1年生だからちゃんとした自画像が描けないだろうと大人が思い込んでいるからこうした取り組みをすることは、まずありません。
でも、子どもの中にはすごい力が備わっています。きちんと指導すれば、こうした力を引き出すことができます。
描 . . . 本文を読む
11月の授業研究の会
川村先生 私たちの校舎の実践
どれも、十分なレベルの作品だが、「この作品をもっとよくするにはどうしたらいいですか。」という川村先生から質問があった。
校舎を描くと、かなり細かい作業が続く。時間数が限られている中、仕上げまで手間がかかる。
そこで、構図を予め考え、空を入れたり、地面を入れないようにしたりすると楽になる。また、その方が、絵の中にメリハリが生まれる。
. . . 本文を読む
9月の授業研究の会
正委先生の、鉛筆によるデッサン 3.4年生
K学校は、川村先生と正委先生がおり、学校全体が育っている。昨年まで川村先生が育てた子どもたちを、今年は正委先生が育てている。
今回紹介してくださった、スケッチは、6年生が描いたと言われても、だれも疑わない。これが、中学年のだれもに書かせてしまうところが、正委先生のすごいところだ。
ま . . . 本文を読む
せっかく時間をかけて丁寧に作品を仕上げたので、丁寧に作品鑑賞会を行います。まずは、それぞれ、自分の作品の気に入っているところ、工夫したり努力したところなどをアピールします。
」
友だちのアピールを聞きながら、「なるほど」とうなずいたりどの作品に惹かれるかを考えたりして真剣に見ています。
黒板に貼られた絵の中から、気に入った作品を見つけたらその友だちに感想の手紙を書きます。構図をほ . . . 本文を読む