初任研の校内指導員の役を賜っている。初々しい先生とともに、一年間研修をしていく。彼の国語の授業を参観した。「春の歌」の授業に取り組んだ。彼は、忙しい中、しっかり指導案を用意してあった。えらいなあ。
春の歌 草野 心平 かえるは冬のあいだは土の中にいて 春になると地上に出てきます。 そのはじめての日のうた。 ほ . . . 本文を読む
平野先生の話ぼくなら、まず次のようなことをハッキリさせ、みなにこの詩の正確な、そしてだれにも共通なイメージを持たせるように指導するなあ。具体的には次のようなことを指導すると思うよ。と話され、視点を示してくださいました。
①場所②天気③季節④作者の位置
詩って、少ない言葉しかないので、ある程度読者に読者なりのイメージを持つことを任されていると思うんです。でも、それでも、それぞれの土俵が全く違った . . . 本文を読む
第二回目の、「浜松授業研究の会」を行った。夜の会は、少人数でかなり詳細な教材解釈の会になるように感じた。6名参加。
6名でひとしきり、理想の教育・授業・学校のあり方について語り合った後、5年生の「詩」ウミスズメの教材解釈を行った。
海雀 北原白秋
海雀、海雀、銀の点点、海雀、波ゆりくればゆりあげて、波ひきゆけばかげ失する、海雀、海雀、銀の点点、海雀。
まず、これに番号をふった。①海雀 . . . 本文を読む
ここまで学んできたところで、今度はこんな課題が出されました。①作者はどこからこの情景を見ているのか?です。
これが出されると続けていくつか疑問点が出されました。②教科書の解説文には「滝」と載っているけれど、どんな滝なのか。③さわらびは、その滝のどこにあるのか?
今まで「作者の喜び」を探すために、とりあえず上の句を「切り」下の句の内容のみをとりあげました。今度は、逆に「上の句」を取り上げることに . . . 本文を読む
萌え出ずる/春に/なりに/ける/かもこのどこに喜びがあるのか。
ここで、皆、困ります。
そこで「困ったときには辞書を引く」です。
萌える=若芽が伸びる。 草木が芽を出す。芽ぐむ。出ずる=〔古〕出る。 「出づ」は、歴史的仮名遣いによる表記。現代仮名遣いで表せば「出ず」となるが、否定形「出でず」と紛れやすいことから、例外的に「出づ」と書くことも多い。出る=〔中にあって見えなかったもの . . . 本文を読む
K先生が、「短歌と俳句の世界」の解釈をしましょうと教材を持ってきてくださいました。石走る垂水の上のさわらびの萌え出ずる春になりにけるかも 志貴皇子(『万葉集』巻第八)
これを、みなで研究しました。
まず、K先生が短歌は、作者の喜びや悲しみを歌ったものです。ですから、私はこの短歌から作者が何を喜び(悲しみ)どう感じたのかを、子どもたちに考えさせよ . . . 本文を読む
6年生の川村先生と、平野先生が国語の教科書を見ながら話し合いをしていました。
2学期の最初に、「詩」の授業に取り組み、さらに子ども達を育てていきたいのだけど、昨年はどう取り組んだのかを聞いているのです。
昨年、指導主事の訪問が9月にあり、そのときに平野先生は「りんご」の詩に取り組みました。(私は、谷川俊太郎さんの「生きる」でした)
昨年のその日、指導主事の参観する自分の授業の前に、平野先 . . . 本文を読む