新採研修の係として、この1年4人の初任者の先生とともに研修をしてきた。私はそのための加配ということで、授業もなく、分掌もなく、もちろん担任もなくただただ研修を繰り返す1年だった。
幸いにも、熱心な優秀な先生方に恵まれた。おかげで、純粋に教材と向かい合い、ともに子どもや教材について語り合う日々だった。ただし、私個人の研修ではないので、指定された内容はこなさなければならない。本人の意向を尊重しなけれ . . . 本文を読む
例年、通信票の所見にできるだけ「できる」という言葉を使わないようにお願いしています。が、今年は職員会議の提案から削除しました。
「できる」について、私はこう考えています。
国語辞典で調べるとこのように載っています。「できる」の意味=①それまでなかったものが新たに生じる。発生する。出現する。生まれる。 . . . 本文を読む
新年度が始まりました。昨年から校長が代わり、指示される視点が全く以前と異なるため私たちが右往左往している上に、大幅にメンバーが代わりました。
ますます、学校がぼやけてきているように感じます。
しかし、本校の校長の言うことをよく注意して聴いていると、前校長とそんなに違うことを言っているわけではないのです。いや、現校長も子どもの素敵な姿を望む気持ちは同じものです。
現校長は、現状をよく把握して評 . . . 本文を読む
本校の職員室は、常に子どもがたくさんいる。
例えば、本日の昼休み。
S先生のところには、入れ替わり立ち替わり、「算数が分からないんだけど、教えてください。」と、子ども達がドリルを持ってやってくる。S先生は、「ここはよく分かってるから、今のやり方でいいよ。」「ここはね、先に【】の中を計算して....。」と説明する。質問に来た子が、そのペン先をのぞき込んで、しばらく考えている。「分かった。先生あり . . . 本文を読む
寒さが厳しくなり、カゼで休む子も増えてきた。毎日2~4人程度のインフルエンザによる休みもある。全校で対策をとっている。
その一つに、『机の上をよく拭き消毒しよう』がある。
放課後戸締まりの確認に回っていたら、森島先生がご自分のクラスの全部の子どもたち机の上をごしごし拭いていた。「大変です。」「ありがとうございます。」と言い、その場を離れた。
ぐるっと回ってくると、森島先生は、今度は隣のクラス . . . 本文を読む
長縄大会に向け、各学年の練習が始まりました。
5年生は、渡辺先生が悩んでいます。平野先生のクラスはどんどん指導が進んでいるのに、なかなかうまくいかないのです。
つまり、渡辺先生は「長縄」という教材を切って細かいステップに分けられないのです。だから、「がんばって」「綱をよく見て」「前の人がとんだら続けて入ろう」などと観念的な指示しか出せません。
そこで、先輩に聞いてみます。
「平野先生、どう . . . 本文を読む
真子先生が、産前休に入るため、本当はもうお休みに入っているのですが、始業式に来ていただいて、全校にお別れをしていただきました。
終業式では、校長先生のお話が「生と死」がテーマでした。そこで、真子先生のお話が終わったところで、子ども達に横向きになって大きなお腹を見せていただきました。
そして、「真子先生のお腹は、どうして大きいの?」「赤ちゃんがいる~。」「そうだよね。どのぐらいの大きさの赤ちゃん . . . 本文を読む
人気を博してきた、真子クイズも、あと二日で終わりになります。9月から真子先生が、産休に入るからです。
いよいよ、ここに来て、100点獲得者が出てきました。
その紹介の前に、真子クイズの流れを流れをざっと振り返ります。
まずこんな問題が昇降口においてあります。最初は簡単だったのですが、回を追うごとに答えに迷う問題が多くなりました。
そこで、子ども達は、職員室の先生に聞き回ります。「ねえ、 . . . 本文を読む
光明小が、はりのある小学校であり続けるために、いくつもの仕掛けがあります。
朝の、校門で、玄関で、職員室で、教室での明るいあいさつもその一つです。
ということは、それなりの仕掛けがあるからです。あいさつとは、人が人に対して行うものです。だれもいないところであいさつなんてするはずがありません。(場所に対してあいさつをやらせたら、無表情な子ども達が育ちます。)じゃあ、当番を決めて、校門や昇降口 . . . 本文を読む
明日は指導主事訪問があります。放課後、教室をのぞいてみます。2年生は、2クラスほぼ同じ内容の授業を行います。そこで、二人で授業のおさらいの真っ最中です。
ここで、「これはどの形を使って作ったと思いますか?」って聞くよね。そうすると、「△4つと、○2つと...」って答えるよね。それで分からない子のために、ヒントカードをどのタイミングで出すかだけど..ヒントカートがあるって分かると、すぐに頼ろうとす . . . 本文を読む
実は、光明小学校にも、あの有名なでんじろう先生がいます。「どうやって子ども達を驚かせようか。」「おもしろい実験をして理科が好きになるといいな。」と日々考えているのです。
明日は、今年初めてのクラブです。でんじろう先生は「実験クラブ」の顧問です。「いつも、クラブで『どんな実験がいい?』って聞くと、すぐにスライムって答えるんだよね。でも、スライムは一度作ったらそれで終わりで、その後使えないでしょ。も . . . 本文を読む
今日の2時間目。ここに、小さな算数の物語を見つけました。
まず、始まる前の休み時間、
「今の時間の、これ分かりやすかったけど、ここが分かってなかったよね。」「明日は、もう一度ここから、今度はこっちをこうして説明して.....。」と次の作戦会議をしている先生達がいます。
2時間目が始まりました。寄り添う先生がいます。でも、教え込んでいるわけではありません。静かに見つめ、子供の話をよく聞 . . . 本文を読む