2.14 50回浜松授業研究の会
34年複式 自画像 正委先生の実践
正委先生の話
絵を描く前の構えとして、家の人に、自分の顔は誰に似ているのきいてきた。
目から描かせた。大きさを指定した。
目が一番難しい。
いきなりでは難しい子がいるので、余分な紙で一度練習させてから画用紙に書かせた。
影を自分たちでいれさせた。
1.2学期に上靴などで、またコンテで影を伸ばす練習もしてきている。
子どもたちはどこから光が当たっているかは、よく考えている。
しかし、今度は色塗りでそれを表現しようとするむずかしい。
肌色、皮膚の塗り方が難しい。
ほっぺたを赤くするとおかしな感じになる。
下地の黄色をどのぐらいの濃さで塗ったらいいのかがむずかしい。
丸みや筋肉を意識して塗っていくが、むずかしい。
石井:「そこの壁っていうか。」先生自身は試したの?
正委:「いいえ。自分が分かっていないので指導できない。」黄色を入れずに直に塗っている。
石野:黄色と朱色で下塗りをした経験があるが、黄色より朱色の方が人間の顔に近い感じの色になった。
黄色が強いと生きている感じがしない。最初に筋肉に沿って、黄色い色を塗っておくが・・・
参加者:唇の塗り方が、大事でとてもいい。
それを、周りに広めていけばいいのではないか。
参加者:唇は、どう指導した?
正委 :触って、触感を確かめてから、描かせた。
「皮膚が薄いから血の色だよ」と話した。
それから、しわの向きで曲線を意識させた。
正委 :描かせるときは、順番を言う。
しかし、塗るときは細かく指示をしていないから、丁寧でないのではないか。
正委 :影の表現の仕方はどうしたらよいのか。
薄いねずみ色を入れてティッシュでとる。
青系統をかぶせる。
同系色の濃い色で入れるなど、色々試みているがしっくりこない。
正委 :色を重ねた後に、はいでいくと、ティッシュでとると、下の絵の具がはげてしまう。
石井 :水入れの下にぞうきん。
次にもう一枚パレットに小さいぞうきんを用意すると良い。
まず、バケツの水を水入れのぞうきんで調節し、
その次にパレットの絵の具の量を小さいぞうきんで加減する。
石井 :何を目指したいの?
この表情などすごい。
子どもは何を表現したいの。
絵が上手く描けると、図工が好きになる。
しかし、そこだけでいいの?
内面の問題。
書き手の「思い」。
技術にばかりいくと薄っぺらくなる。
思いのない題材はやらないほうがいい。
歌を歌うのがすきだから、歌う顔に取り組むとかがよい。
51回 |
4月11日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
52回 | 5月9日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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