totoroの小道

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桜島大根

2015-02-23 06:34:17 | 図工

石井先生が、授業のあるべき姿について、今までの実践の手の内をさらけ出して語ってくださった。
あまりにも私たちの実践とレベルの違ったものだった。
ああ、授業次第で、子供とは、ここまで純粋な姿になり、ここまで追求する子供になるのかと恥ずかしくなる。
子供のレベルがどうの、最近の親はどうのと、ごたくを並べる前に、
もう一度初心に返って、教師のいろはから、純粋にその道を進まねばと思い知らされた。

1年生 桜島大根


題材を選べ!!
子供たちが、描きたいと思う題材がある。
訴えるインパクトのある題材がいっぱいある。
我々がそれを見過ごしている。
子どもが感じるものは何か、常にアンテナをはっている必要がある。

この、桜島大根は隣のクラスにあった。
廊下を教室に向かう途中、隣のクラスをのぞいてびっくりしたのだ。
隣のクラスの先生が、実家から送ってきた桜島大根を、子供たちに見せていた。

 


かかせたかったら、描かせるな。
まずは、思いを持つまでかかわらせる。
すると、対象に対する思いが熟成する。
思いっきりかかわりと、発見がいっぱいになる。
さわった人にしか分からない、感覚がある。
冷たいとか。
なめらかとか。
ひげ根のおもしろさとか。
よく、「絵の中に子どもがいる。」という。
これが大事だ。
まず、2時間さわって体験する。

思いを共有する
そして、それぞれが感じたことを共有していく。
子どもたちのつぶやきを、黒板にだーっとかく。
それを、いっぱい黒板に書きだす。
それを見て、イメージを共有する。
自分が思ったことを、うまく言葉にできなかった子も、それを見てイメージを再構築する。

教えるところと、教えないところ
紙は、どんどん大きくしていく。
カブの部分が重ね塗りになっている。
それは教えていない。
きっとカブが教えてくれたのだと思う。
線が曲線になっている。
タッチは教えている。
自然界に直線はない。
重み、厚みを感じる。

学びを広げる
うまくできているところは、子どもたちを集めて周りに広めていく。
え、こんなところから描くの?と言うようなところから描かせる。
すると注目する。
分かりきっていると思い込んでいると、注目しない。
鼻の穴、足の小指、などちゃんと見ないと描けないところから描いていく。
松本きみこさんなら、育っていく順番にかいていく。
カブのところは体験したから頑張っているが、くきのところは飽きている。
それは別の日に描いた。
これだけ大きなカブができる、栄養はどこからきたのかと投げかけた。
どこから描くかで、大きさが決まってくる。
どうしても小さくなる。
横幅が決まれば、縦がきまる。




 

 

51回

4月11日  土  9:00  15:00  天竜壬生ホール  第1会議室
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