totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

白いぼうし 2の場面

2020-06-05 05:01:32 | 4年 国語

今日の目当て 2の場面
「なぜ大事な夏みかんをちょうの代わりにしたのだろう。」

T:おかしいよね。
S:うん、お母さんの代わりになるぐらい大事な夏みかんだったのに。
S:お母さんの愛情たっぷりの夏みかん。
S:それも、一番大きい大切なミカン。
S:わざわざ助手席に置いて、ずっと一緒にいたのに。

T:じゃあ、よっぽどの意味があるんだ。予想しよう。
①ちょうは夏みかんと同じぐらい大事。
②つかまえた子に食べてほしい。
③めずらしいちょうだから。
④大事なちょうを逃がしたお詫び。
S:珍しいちょうだと思うな。
S:えっ、モンシロチョウがめずらしいの?
S:まだ、6月のはじめだから、あんまりいなかったんじゃないの?
S:そんなことないよ。だって、最後のところで、二十も三十も飛んでいたってかいてあるよ。
S:あ~。

多数決の結果
①ちょうは夏みかんと同じぐらい大事。
が、みんなの意見として採用された。

T:その証拠はどこにあるか探していこう。
S1:あの辺にあるよ。
T:どこ?
S:2の段落の真ん中のあたり。
T:じゃあ、とりあえずこの段落を2つに分けてみよう。
T:前半、後半のどっちに入っている?

多数決の結果、後半

T:後半のどのあたり?
S1:あの辺。
T:さっきからS1さん、あの辺って言ってるけど、どこのこと?
S1:えもの。
S:僕は、えものじゃなくて、せっかくの。
S:そうだよ、せっかくのがなくてもいいのに、ついている。
S:えものがいなくなったらどんなにがっかりする..でいいのに。
S:私も、せっかくのです。
「せっかくの」という意見が多数だったので、今回は、切らずに直接「せっかく」を取り上げていく。

S:せっかくを調べたんだけど、わざわざ苦労してって載っている。
S:苦労を調べてみたんだけど、がんばる、余計なことをする、苦しい思いをするって載っていた。
S:この場合は、頑張るだね。
S:そうだよ、網でもとれないのに、帽子でとったんだよ。
S:たけおくんが、ものものすごく苦労した。
T:苦労から、もっと問題ができない?

S:だれが苦労したの?
S:たけおくん。

S:なぜ苦労したの?
S:ただでさえ速く飛ぶちょうを、帽子でつかまえようとしたから。
S:急にちょうを見つけたんだ。

S:なぜ松井さんは、男の子が苦労したことが分かったの?
S:松井さんは、逃がしたときに、慌てて帽子を振り回したけどとれなかった。
S:自分がとれなかったから、どれぐらい大変だったかわかる。

T:それは、さっきS1さんが言った、「えもの」を調べるともっと分かるよ。
S:えものを調べてみよう。
S:獲物を辞書で調べると、狩や漁でとる動物や生き物って載っている。
S:狩って調べると、銃や網で野生の生き物をとらえる。
S:大人にとってはただのモンシロチョウだけど、たけお君にとっては狩をしたぐらいの出来事だった。
S:よっぽど、何度も追い回したんだよ。

S:大人から見れば普通の生き物だけど、たけお君からしたら、超レア!!
S:すごくレア。
S:初めての、最高のちょう!!

T:では、最初に戻ろう。①ちょうは夏みかんと同じぐらい大事。は、正しいですか?
S:は~い。
S:たけおくんのちょうは、松井さんの夏みかんぐらいレアだった。
S:お母さんからの夏みかんと釣り合うぐらい、たけお君にとっては大事だった。

T:では、自分の言葉でまとめましょう。


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1 コメント

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Unknown (じん)
2022-04-03 08:41:45
おはようございます。
また新年度が始まりました。
totoro先生のおかげで、前年度、6年生国語「海の命」を最後まで真剣に子どもたちと向き合いながら学習できました。ありがとうございます。

今年は4年生を担任します。10年振りとなる学年にどきどきしています。

先生の「白いぼうし」は2場面で投稿がとまっていますが、この先はありますでしょうか。

ご多用と存じますが続きを投稿いただけますと幸いです。
たびたびな無理なお願い、失礼いたします。

今年度も投稿を拝見して、学ばせていただきます。
よろしくお願いいたします。
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