東野としひろ活動NEWS

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ハローワーク西脇定期訪問

2017-11-18 04:00:06 | 産業・労働・雇用
 11月13日、ハローワーク西脇の中谷所長を伺い、管内の雇用状況を聞いてきました。前回、8月初めに伺いましたので、3ケ月ぶりの訪問になります。
 中谷所長になってから、求人・求職の状況を、フルタイムとパートタイムに分けて指数を出してくれているため、分かりやすくなっていると感じています。
 中谷所長は、「西脇公共職業安定所管内における雇用情勢」(平成29年9月分)と「平成28年度業務概要」の2つの資料をもとに、説明してくださいました。



 求人・求職の状況では、月間有効求人数4,273人(フルタイム2,416人、パートタイム1,857人)に対し、月間有効求職者数2,343人(フルタイム1,416人、パートタイム927人)でした。その結果、有効求人倍率は、1.82倍(フルタイム1.71、パートタイム2.00)と、大変高い状況です。先月8月は、1.66倍、一年前の平成28年9月は1.24倍でした。
 新規に限って求人・求職の状況を見ると、新規求人数は1,556人(フルタイム886人、パートタイム670人)に対し、新規求職者数530人(フルタイム332人、パートタイム200人)でした。その結果、新規求人倍率は、2.92倍(フルタイム2.67、パートタイム3.35)と、もの凄く高い状況だと言えます。
 非常に求人が多い半面、働く人がいない状況だと言えます。ハローワーク西脇管内は、加西市・加東市・小野市を中心に、製造業がメインの企業が多く、製造業分野での人手不足が起こっています。当然、全国的に問題になっている高齢者介護や保育の分野での人手不足も深刻です。ただし、同じ管内でも、西脇市についての数字は出ていませんが、こんなに高い求人ではないと思われます。
 先日、北播磨管内企業の就職説明会を三宮で行ったそうです。36社の説明会に対し、見学者は22人だったそうです。管内企業の人手不足対策を、ハローワーク西脇として積極的に取り組まれていますが、まだまだ成果として、表れてきていません。
 来春卒業の高校生の就職活動は、10月1日より解禁になりました。現在1次選考が終わった頃だそうです。高校生にとっては、売り手市場の状況で、自分のあった企業を選ぶことができそうです。
 「平成28年度業務概要」を見ると、昭和46年度~平成28年度までの管内の有効求人倍率が掲載されています。オイルショック前の昭和48年度の有効求人倍率は、なんと4.14倍でした。オイルショック後、景気後退に合わせ、有効求人倍率も下がり、昭和57年度は0.46倍です。バブル時期の平成2年度は、有効求人倍率が1.63倍に回復します。リーマンショック後の平成21年度は、0.58倍でした。平成28年度は1.34倍で、今年9月では182倍と回復していると言えそうです。ただ、景気が回復したという実感は、西脇市に住む私にはありません。
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