とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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愚民党

2007年07月30日 12時27分19秒 | 政治
参院選は何がなにやらロクな公約も出されることなく烏合の衆の民主党が多数の議席を獲得した。

それにしても酷い選挙だった。
公務員の天下り問題も討議されず、対中国やアメリカなどとの外交問題も討議されず、北方領土や竹島問題などの領土問題は「り」の字も口にされることはなかった。

今回の参院選はいわば「悪口選挙」。
誰それが、こう言った、ああ言った、という子供の喧嘩レベルの低次元の争い。
子供の喧嘩と唯一違うのは殴り合いに発展しないだけ。
むしろ殴り合いに発展したほうが台湾議会みたいで民主的でいいのだが、子供のころから喧嘩もしたことの無いような人たちばかりが選挙戦を展開するので、情けないことこの上ない。

で、議席獲得の民主党は有頂天で喜んでいるし、マスコミや公務員組合なんかも喜んでいるが、市場は至って冷徹だ。
民主党の勝ちが決まると株価は急落。
外国人投資家も日本売りを加速した。
これを金作り名人の小沢代表はなんと見ているのだろう。

ともかく、こういう愚民政治をみているとビートたけしが以前書いたエッセイの一節を思い出す。
「オイラの一票と、政治も経済も何にも分らないミーちゃんはーちゃんの一票も同じ一票であることは納得いかない」。

まさにその通り。

愚民が選んだ民主党政治。
いっそのこと愚民党って名前にしたら分りやすいと思うのだが。


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