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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



あちらこちらで新党結成。

その都度新聞やテレビが「政治の世界に新しい風」みたいなコンセプトで報道しているが、事実上は自民党を中心とした政党政治の分裂で、実態は2大政党のプロ野球から零細運営の独立リーグへ。

政治的理想と利権構造が交錯している。
あれやこれやと「タテマエ」「メンツ」「金」「パワーバランス」といった複数要素が小競り合いをしていて、気に入ったプレーヤー同士がチームを組んでいるのに過ぎない、と思える面もある。

このモタモタしている間に、小沢プーチン率いる民主党は好き勝手を演じ、日米同盟問題も含めて普通の頭の持ち主なら、こんな運営する筈ない、という鳩山政府のていたらくだ。
国家の予算を思う存分好き勝手。
高速道路は税金つぎ込み、二酸化炭素は25%にするはずが、なんと倍。
国営JALの再建指導もままならず、気がついたら外交もむちゃくちゃ。
海上保安庁の艦船が自国領海で近隣諸国の海軍の船に追っかけられてからかわれてしまうくらい情けない。

この状態、ちょっとした災害だと思う。

政党が生まれても、その政党で何ができるのか見えてこないところがかなり辛い。
もちろん自民党や民主党なんてのも「何ができる」ということでは対して変わらず、これが日本政治の危機的脆弱さに繋がっているのだろう。

普通の国ならマスコミがこの危機状態を修正しようと躍起になるのだが、日本のマスコミはちょっとばかり変わってて、国が潰れることを期待している節もないではない。
朝日新聞、毎日新聞、NHK。

みんなみんなある種の報道統制にご執心だ。

ということで、米軍基地問題なんかも知事や市長、町長レベルがワイワイいっているようだが、重要国際案件は一般的に、これまた普通の国なら中央政府が地方自治体に有無を言わせぬ重要さを、1社のマスコミも指摘しないのは大衆迎合の低レベルな人気取りか。

もう、独立リーグはおろか、草野球を飛び越えて、昼休みに対戦するピンポン玉の三角野球の世界なのかもわからない。

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