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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



かなり古いが山口百恵のテレビドラマ「赤い運命」は子供取り違えドラマの走りだった。
放送されていた時、私は中学生だったので詳しいディテールは忘れてしまったのだが、本筋からいうと秋野暢子のお父さんが宇津井健、山口百恵のお父さんが三国連太郎、という走りなのであったが、ホントの父親は秋野暢子が三国連太郎、山口百恵が宇津井健という構成で、その真実がわかったときの二人のショックの大きさは、たしかメチャクチャでかかったように記憶する。
当然、宇津井健は良いお父さんで、三国連太郎は悪いお父さん。
悪役三国連太郎の嫌われ方が、話題を呼んだドラマでもあった。

韓国が日本のことを話す時、これと同様のことが起こっているのではないかと私は思ってしまう。

韓国で自国の歴史を冷静に評価した歴史教科書が登場。
それを採択した高校と編集者、出版社に非難が殺到し、採用を見送ることになったという。
なんでも日本統治時代のポジティブだった面をいくつも列挙しているのが気に入らないとかで、10年ほど前に日本の歴史教科書で戦前のホントのことを書いた扶桑社の教科書で日教組を中心に左翼偏狭歴史学者と運動家が大騒ぎになった事件によく似ている。
韓国で日本時代の歴史がポジティブに記述されること自体が極めて珍しいことだ。
が、これってある意味、韓国に少しだが変化が現れている証拠ではないかと歓迎したいところだ。

で、この日本時代ポジティブ要素の何がいけないかというと、これを「赤い運命」風に述べると日本は三国連太郎だと思っていたら実は宇津井健だったということで、ショックが大きいのだ。

この「聞くと見るとでは大違い」というのは日本に来たおおかたの韓国人や中国人が感じることだそうだ。
「聞いてた悪の国日本と全然ちがうじゃない」
ということらしい。
現在のように両国からの渡航者が増えれば増えるほど日本国内の治安は悪くなるとうデメリットがあるにはあるが、あの二つの国の歴史教育と社会教育がいかにウソで塗り固められているのか、というのを立証するには極めて有効に違いないのだ。


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