人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

梅田俊明 ✕ 大谷康子 ✕ 東京都交響楽団でサン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」、ブラームス「交響曲第2番」他を聴く / METライブビューイング「カルメン」の座席指定を取る

2019年03月07日 07時21分30秒 | 日記

7日(木)。108日にわたり小菅の東京拘置所に勾留されてきた日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(64)が6日午後、保釈保証金10億円を納付し保釈されました 10億円ものお金をポンと出せるところが凄いと思うと同時に、どこでどうやって手に入れたお金なんだろうか?と疑ってしまうのは私一人でしょうか

 

         

 

昨日、夕食に「豚小間ポークケチャップ」を作りました COOKPADのレシピですが、簡単で美味しいです

 

     

 

         

 

METライブビューイング、ビゼー「カルメン」の座席指定を取りました 新宿ピカデリーで12日(火)午前10時上映の部です カルメンをフランスの若手メゾ・ソプラノ、クレモンティーヌ・マルゲーヌが歌います

 

     

 

ついでにMETライブのムビチケ3枚セットを1セット購入しました 今シーズンは「カルメン」のあと、ドニゼッティ「連帯の娘」、ワーグナ―「ワルキューレ」、プーランク「カルメル会修道女の対話」の3作を残すだけとなりました

 

     

 

         

 

昨夕、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで東京都交響楽団のコンサートを聴きました これは「2019都民芸術フェスティバル参加公演」です。プログラムは①ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲、②サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61」、③ブラームス「交響曲第2番ニ長調作品73」です ②のヴァイオリン独奏は大谷康子、指揮は梅田俊明です

 

     

 

自席は2階L列51番、右ブロック左通路側です。会場は1階席を中心に9割方埋まっている感じです。大谷人気でしょうか

オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの都響の並び。コンマスは山本知重氏です

1曲目はロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲です この歌劇はジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868)が24歳の時、1816年に完成させた作品で、「街の何でも屋」フィガロがアルマヴィーヴァ伯爵とロジーナを結びつけるまでを描いた喜劇的オペラです このオペラの特徴である「ロッシーニ・クレッシェンド」が、この序曲の中にも現われます 梅田氏の指揮で演奏が開始されますが、オーボエ首席の広田智之の演奏が冴えています 全体的にはロッシーニはもっと愉悦感に満ちた活気ある演奏が望ましいと思いました

2曲目はサン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61」です この曲はカミーユ・サン=サーンス(1835-1921)が1880年に作曲し、名匠パブロ・デ・サラサーテに献呈され、1881年に彼の独奏で初演されました 第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンティーノ・クアジ・アレグレット」、第3楽章「モルト・モデラート・エ・マエストーソ~アレグロ・ノン・トロッポ」の3楽章から成ります

水色の鮮やかな衣装を身に着けた大谷康子さんが登場、第1楽章の演奏に入ります 冒頭から力強いヴァイオリンが会場を支配します。私は第2楽章が大好きです 大谷さんは優しくしなやかに音を紡いでいきます オーボエ、フルートが華を添えます。第3楽章は一転、スケールの大きな演奏に転換します オケとの丁々発止のやり取りにより躍動感あふれるフィナーレを迎えます 独奏ヴァイオリンは高音部が若干キツイと思われるところもありましたが、全体的にはテクニックで豊かな音楽性を保っていました

終演後、カーテンコールが繰り返されますが、さすがに長年 東京交響楽団のコンマスを務めてきただけあって、自身が拍手を受けるだけでなく オケの楽員を引き立て、ヴァイオリン・セクションのトップ4人と握手を交わします オーケストラからも大きな拍手が送られるのは こういう心遣いがあってこそでしょう

アンコールは演奏しませんでした 休憩時間にサイン会が控えていたからでしょう こういうところは しっかり ちゃっかり しているなあ、と思います


     


プログラム後半はブラームス「交響曲第2番ニ長調作品73」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が44歳の時、1877年に作曲し、同年12月30日にウィーン楽友協会大ホールでハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによる初演されました。第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アダージョ・ノン・トロッポ~リステッソ・テンポ・マ・グラツィオーソ」、第3楽章「アレグレット・グラツィオーソ~プレスト・ノン・アッサイ」、第4楽章「アレグロ・コン・スピリート」の4楽章から成ります

梅田氏が再度登場し、さっそく第1楽章に入ります   残念なことに冒頭のホルンが一瞬出遅れました  「曲の冒頭」✕「ホルン」=「最大の緊張感」という計算式が成り立つのではないか、と思うほど演奏者にとっては難しい局面だと思います   聴くだけの当方は気楽なものですが、演奏側はたまったものではないでしょう。お察しします    だけど、冒頭はピタリと合わせてほしいというのが正直な希望です

梅田氏のテンポはかなりゆったりしたもので、この調子で最後までいくのかな、と思っていたら、徐々にクレッシェンドしていき心地よい軽快なテンポに移行していきました   第2楽章は広田氏のオーボエが冴えていました  第3楽章を経て、第4楽章は明るく軽快な音楽で、精神が解放されるような気分になります   ホルンも挽回しました

演奏を聴き終わってあらためて思ったのは、ブラームスの交響曲は4曲とも名曲だと思うけれど、一番明るくて健康的で清々しいのは「第2番」だろうな、ということです

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