人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「萩原麻未ピアノ・リサイタル」(11/29:浜離宮朝日ホール)のチケットを取る / 誉田哲也著「ケモノの城」を読む~実話に基づく凶悪監禁殺人事件

2017年06月26日 07時43分33秒 | 日記

26日(月).わが家に来てから今日で999日目を迎え,陸上の世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権第2日目の100メートル決勝で,ガーナ人の父と日本人の母をもつ18歳のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が追風0.6メートルで10秒05の大会タイ記録で初優勝し,代表入りを決めたというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

        父親の血筋かな? 200m走も制覇した! 3年後の東京オリンピックが楽しみだ

 

                                           

 

昨日,夕食に「ハンバーグ」「生野菜サラダ」「冷奴」「トマトとレタスとベーコンのスープ」を作りました   基本的に土日は料理を作りませんが,「ハンバーグ」は市販のものを湯せんしただけなので,料理とは言えませんね

 

     

 

                                           

 

11月29日(水)午後7時から浜離宮朝日ホールで開かれる「萩原麻未ピアノ・リサイタル」のチケットを取りました   プログラムは①ショパン(リスト編)「6つのポーランドの歌」,②リスト「愛の夢 第3番」,③リスト「パガニーニによる大練習曲」から第2番~第6番,④台信遼「秋霧抄」,⑤シューマン「謝肉祭」です 萩原麻未のリサイタルは首を長くして待っていました  11月が待ち遠しいです

 

     

 

                                              

 

本田哲也著「ケモノの城」(双葉文庫)を読み終わりました   誉田哲也の作品はこのブログで数多く取り上げてきました   1969年東京生まれ.2002年「妖の華」で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞,03年「アクセス」で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しています   「ストロベリーナイト」「ジウ」などの警察小説で多くの読者を獲得しています

 

     

 

警察はひとりの少女から身柄保護を求められたが,少女には暴行を受けた跡が残っていた   その後,少女と同じマンションの部屋で暮らしていた女性を傷害容疑で逮捕するが,この女性にも虐待を受けた跡があった   警察は二人から 部屋でいったい何があったのかを聞き出すが,梅木ヨシオという名の男に監禁され,家族も巻き込まれておぞましい監禁・虐待を受けていたことを告白する.二人の女性とその家族は梅木に弱みを握られ,マインドコントロールによって逃げることも出来ず言いなりになっていた  しかし,梅木はどんな人物かの話になると二人は口が重くなる.なぜなのか   梅木とはいったい何者なのか.警察は梅木を逮捕できるのか

文芸評論家・関口苑生氏の解説によると,この作品は2002年に北九州市小倉北区で発覚した,犯罪史上まれにみる凶悪監禁殺人事件がモデルになっているとのことです   残虐性においても非道性においても歴史に残るほどの大事件だったのに,事件の詳細が明らかになるにつれて報道各社が自主規制するようになったといいます   その理由は,あまりにも残酷な事件内容だったため,表現方法が極めて難しかったのと,被害者と加害者の関係および殺害方法,死体の処理法も常軌を逸しており,遺族関係者がメディアに被害を訴えるなどして露出することを控えたためとも言われているとのことです

その”常軌を逸した”事件を小説化したわけですから,二人の女性の告白は読んでいて気持ちが悪くなるほどの残虐極まりない内容です   本当の加害者・梅木ヨシオと名乗る男がいかに残忍で非道か,作者が 舞台となるマンションの部屋を「ケモノの城」と位置付けたのも理解できるというものです

あまりの恐ろしさに途中で読むの止めようかと思いましたが,「怖いもの見たさ」という言葉の通り,ページを繰る手が止まらず 一気読みしました

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする