人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東川篤哉著「純喫茶『一服堂』の四季」を読む~安楽椅子探偵の脱力系ミステリー / 北朝鮮の弾道ミサイル落下に対する緊急警報の政府広報に思うこと

2017年06月24日 08時01分10秒 | 日記

24日(土).わが家に来てから今日で997日目を迎え,東京都議選(定数127)が23日告示され,小池百合子知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」と公明党などの知事支持勢力が過半数に届くかが焦点だという記事を見て感想を述べるモコタロです

 

     

       自民の惨敗は確実だろうけど ”知事に倣え”の「小池ファースト」でも困るしなあ

 

                                           

 

昨日,夕食に「豚肉の甘酢ねぎごまだれ」「クラゲとキュウリのサラダ」「男前豆腐の食べるラー油乗せ」「マグロの山かけ」を作りました   サラダは市販の味付けクラゲにキュウリを乱切りしたものを混ぜただけです

 

     

 

                                              

 

昨日の日経朝刊に下の政府広報(記事下広告・全5段)が掲載されていました

 

     

 

言うまでもなく,北朝鮮から弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合「Jアラート(全国瞬時警報システム)」を通じて緊急情報が流れるが,その時どうしたらよいか,また飛んできたミサイルが日本国内に着弾した時はどうするか,を通知する内容です   内閣府・消防庁によるこの政府広報は朝日には載っていませんでした   発行部数から言えば朝日の方が圧倒的に多いので,どういう基準で掲載媒体を選別しているのか疑問です   日本一の発行部数・読売はどうなのか,毎日はどうなのか,北海道,中日,西日本のブロック紙はどうなのか,全国の地方紙はどうなのか,あるいは日をずらして掲載するのか・・・・・まったく分かりません   いずれにしても,"来た!挑戦”の暴挙によってJアラートが”活躍”しないで済むことを祈るばかりです

 

                                             

 

東川篤哉著「純喫茶『一服堂』の四季」(講談社文庫)を読み終わりました   東川篤哉の本を紹介するのは久しぶりです.1968年広島県生まれ.岡山大学法学部卒.2002年「密室の鍵貸します」で本格デビューし,11年には「謎解きはディナーのあとで」で第8回本屋大賞を受賞し,この作品はその後映画化されました   脱力系ミステリー作家の旗手です

 

     

 

鎌倉の路地にひっそりと佇む純喫茶「一服堂」.店主の安楽椅子(と書いて,アンラクヨリコと読む)は その店の女主人で,名前の通りの安楽椅子探偵だ   ミステリーに馴染みのない人のために説明すると,安楽椅子探偵とは,事件の現場に行かず,安楽椅子に座って頭だけで事件を推理し犯人を特定する探偵のことをいいます

「四季」のタイトルの通り,春夏秋冬4つの事件が「一服堂」に持ち込まれ,ふだんは人見知りで大人しいが,事件の話を聞いた途端に類まれな推理力と毒舌を発揮する安楽椅子によって事件が解明されます

「春の十字架」は,密室の中で十字架に磔にされた死体の謎に挑む話

「もっとも猟奇的な夏」は,これも磔にされた死体が発見された謎に挑む話

「切り取られた死体の秋」は,女性の死体から頭と両手首が失われた理由を解明する話

「バラバラ死体と密室の冬」は,出入りの出来ない家屋での兄と弟の死に迫る話

以上のとおり猟奇殺人を共通テーマとする連作短編集です

極度の人見知りの美人店主・ヨリコが,未解決事件の話を聞いた途端「甘いですわね!まるで『一服堂』のブレンド珈琲のように甘すぎますわ   もう少し苦みの利いた推理をお聞きしたかったのですが,わたくし,すっかり失望いたしました!」と自虐的なネタを披露するところは思わず笑ってしまいます

「講談社」の「週刊現代」ではなく,一歩先へ行った「放談社」の「週刊未来」の記者が登場するのにも笑えます

コメント (2)
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